見出し画像

博士が100人いる村

このタイトルを見てドキッとする人は私と同世代か少し先輩だと思う。
定期的に更新されて今は令和版というのがあるそうだ。

博士号を取得した人間の進路について語られた創作童話なのだが、かなりリアリティがある。
(博士課程に進学する人間の間ではそこそこ有名な動画なので、ここでは詳細は割愛する。)

ただ、私の周りには教員になった人の割合がもう少し多い。
同じ集団に属していると、考え方や習慣が似るのだと思う。

私が初めてこの動画を見たのはM1の時だ。
D進を考えている私にM2の先輩が脅しのように見せてきた。

一通り見て、特に何も思わなかった。
初めからそんなもんだろうと思っていたからだ。

D進を決意した人はあんなものでは揺らがない。
きっとD進を諦めた人を慰めるための動画なんじゃないかと思う。

この動画でストレートに恐怖を与えるのは、自〇者、行方不明者の割合の高さだが、ここはそこまで恐怖しなくて良いだろう。

単純に、進路を報告していないだけの人間が含まれているのだ。

実家がかなりのお金持ちで、趣味だけでD進した人間は無職やフリーターで自由気ままに生活している。

自分探しの旅に数年出た後、普通に就職する人間もいる。

世の中には就職にがっつかない人間もいる。
博士課程進学者にはそのような考えの人が多いのではないか。

ポスドクも然り、趣味でバリバリ実験するには恵まれた環境だろう。

世の中には、稼ぐことに迫られない人間も存在するのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?