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資産運用① 預金、貯金

資産運用の第1回は貯金、預金です。
おそらく最も身近で、みんながやっている資産運用ではないでしょうか?
「投資は危険!私は貯金しかしない。」という人もいるかと思いますが、貯金も投資の一つでありリスクもあります。

ちなみにですが、預金と貯金の違いは、お金を預ける金融機関の違いで分けられ、預金は銀行や信用金庫などの金融機関、貯金はゆうちょ銀行やJAバンクなどを指すようです。ここでは分かりやすくするため預金で統一します。

引き出し期間の制限がないものは普通預金、あるものが定期預金と呼ばれます。通常利率は、定期預金>普通預金です。

メリット

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① リスクが極めて低い
ペイオフ範囲内の額(元本1000万)の範囲であれば、銀行の倒産などでも保護されますので、元本割れのリスクがとても低い安全資産です。
ペイオフの範囲を超えないように1000万毎に分割して預金する必要があります。

② 流動性が高い
定期預金もほとんどの銀行で中途解約が可能です。
困ったときに現金化できるのはとても大事なことですので、定期預金の契約時に条件を確認しましょう。
定期預金の解約は利率が下がり元本割れのリスクがあります。

デメリット

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① ほとんど増えない
日本は長らく低金利政策のため利率が低くほとんど増えません。
例えば、ゆうちょ銀行の定期貯金(金利年率 0.01%)では、1000万を10年定期に入れても金利は税引き後、10年間で約8000円にしかなりません。

② インフレーションに弱い
インフレーションでは、物価上昇により、円の価値が下がっていきます。
このような状況では、相対的に預金の価値が減ってしまいます。
現在政府はデフレ脱却のため、物価上昇を目指しており、2018年は1%の物価上昇となりました。円は1%分の価値を落とした。つまり、金利が<1%で預けていた人のお金の価値は減ったということになります。
ただ、政府の意図通りにはいかず2020年は物価が下がりました。
いずれにせよ国としては、物価上昇を目指しており、それが達成される状況では預金は損害を受けることは肝に銘じておく必要があります。

おすすめ口座例

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金利が高いところはネット銀行や地方銀行、キャンペーンなどになります。比較しているサイトなどもあるので、探してみるといいでしょう。

①あおぞら銀行
普通預金金利は2021年12月現在0.20%で業界トップクラスです。あくまで普通預金なので資産の流動性も高く、最もおすすめの銀行です。ゆうちょ銀行ATMでは、いつでも手数料が無料となります。
0.2%の場合、1000万円を預けた1年間の金利は税引き後約16000円となります。

② SBJ銀行
2022年2月9日までの「SOLXぐでたまサンキューキャンペーン第3弾」適用時、新規口座開設者の場合は、1年ものの定期預金金利が0.25%、3年もの定期預金金利が0.35%で契約可能です。

③ 楽天銀行
楽天銀行の普通預金では、楽天証券の口座を作り、楽天銀行と連携する(マネーブリッジ)をすると年率 0.10%の金利となります。普通預金ですので、出し入れもいつでもできとても便利です。
※マネーブリッジは2022年4月から、上限が300万となりましたので、メリットが薄くなりました。

おすすめの対象者

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① 絶対に損はしたくない人
② お金に余裕がなく、生活が成り立たなくなるリスクのある人

まとめ

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預金は、安全で日本で最も普及した余剰資金の保管法です。
今後、日本で急速にインフレーションが進行していくリスクはあまり高くはないように思えますが、預金のみに偏りすぎない資産の配分を行いましょう。
ご家庭の預金の預け先を見直すだけでも、長い目で見たときにちょっとした差になりますのでご検討ください。


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