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大きい石から入れるか、小さい石から入れるか?

こんにちは。岸です。今回は、7つの習慣の著者「スティーブン・リチャーズ・コヴィー」の、あまりにも有名なお話です。

バケツに大小さまざまな石を入れるとします。バケツは限りある時間、石の大きさは優先度です。

その時、小さな石(優先度の低いこと)から入れていくと、最後に大きな石(優先度の高いこと)は入らなくなります。

小さな石から入れた例

もし、大きな石から入れれば、後から隙間から小さな石や砂を入れることもできます。

大きな石から入れた例


限られた時間のなかで、重要なことを先に(計画的に)入れないと、いずれ入る余地がなくなってしまう。という教訓です。

なので、タスクの対応順序は、優先度の高いものから計画的にデザインしなければならないということを示しています。


ここまでは、新入社員研修で教えてくれることも多いようです。

しかし、優先度とは何かについて、多くのことは教えてくれません。


この話を別の角度でフィクションとして書かれた話があります。


これを読んでみて、少しイメージが変わったかもしれません。
(もともとコヴィー博士も、タスク管理の話だけでなく、人生における重要なことを見つめることを示唆していたと思います。)


そうです。

優先度の付け方、計画の立て方。それも大事ですが、そもそも、あなたにとって何が優先か?ということの方が重要なのです。


例えば

・部長が先週の進捗報告で確認したいことがあると言っている
・今まさに、お客さんから問い合わせの連絡があった
・後輩が泣きそうな顔でこっちを見ている

これに優先度を付ける方法とは何んでしょうか?

多くのビジネス書等では、優先度は「重要度」×「緊急度」で示されると言います。では、何が重要なのでしょうか。

新入社員研修のときに人事部やトレーナーの人が
「お客さんは多少待たせても大丈夫です」「後輩は一声だけかけて踏ん張ってもらいましょう」「出世のために部長にすぐに報告しましょう」なんて言ってくれるでしょうか?

ありえないですね。言ってくれません。


事実、何を優先すべきかなんていうのは、ほぼ生き方の話なのです。なので、僕がちょいメシの考え方から唯一の基準を示したいと思います。

いつも同じこと言っててすみません。

組織からの評価、成果こそ、迷ったときに唯一の基準にすべきです。


上記の例でも

部長がとてつもなく権力をにぎっていて、確実に評価される方が良い場合は、部長報告を優先すれば良いですし

お客さんを助けることが業績に繋がり、自分の成果になるなら、お客さんを優先すれば良いですし

チームワークとして後輩のパフォーマンスを維持することの方が重要なら、後輩を元気づけましょう。

その成果が評価され、ちょっとしたお金をもらうことが、ちょいメシへの最短の道です。


仕事以外にも、人生の夢とか、家族のこととか、プライベートのこととか、色々優先度がひしめくなかで、調和を持った効率の良い「ちょいメシ」を是非目指してください。


このバケツの話は、クラーク博士の「少年よ、大志を抱け(大きな石を優先しろ)」を教えてくれたように思います。

僕は、「サラリーマンよ、成果を示せ」というこぢんまりした教訓を示したいと思います。

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