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表参道で買うべきは”干物”と”泥つき野菜”な時代


NO GUTS NO GLORY!
良い腸なければ、栄光なし!
NO GUTS NO GLOBE!
良い腸なければ、地球の未来なし!
腸は土。
土は腸。
腸内環境の改善から地球環境を回復する NGNG

2021-03-02 16.13のイメージ

気がつけば、この一年、表参道で買ったものといえば、”干物”と”泥つき野菜”でした。

ブランドショップや商業施設を完全に横目に通り過ぎ、干物屋とオーガニックスーパーを数件ハシゴして、干物と泥つきの野菜をエコバックに詰めて直帰する日常です。

コロナ禍に開催できなくなった国連大学前の青山のファーマーズマーケットですが、今は、commune246に常設スペースがあります。
オーガニックの農作物が並ぶ一角に、伊豆の干物を扱う乾物屋があり、サバやアジの干物やみりん干し、酒で洗って発酵させたサンマの開きなど10種類ほどが並んでいます。この辺りのスーパーマーケット事情の悩みは、美味しい魚が手に入らないことだったのですが、おかげで焼き魚には困らなくなりました。

ブランドの新作を買う意味と価値の喪失

新しい服や靴、バック、それにジュエリー。
表参道って、そんなショップで買い物をする場所のはずです、本来。でも、今、それを買う意味と価値を失っている人が多いのではないでしょうか?

私も元々はモード系のファッションが好きですが、仕事でたまの撮影がある時以外に特にモードを着る必要がなくなってしまいました。
最近ではルームウェアとスポーツウェア、兼、ご近所にちょっとお出かけできるような着心地の良いスポーツカジュアルの方が心地よくなってきました。
エシカルブランドであれば、尚、買う意味と価値を感じますが、そうでなければ、新しく消費するのも無駄だし、リサイクルって意味で裏原の古着屋の方がエシカルよね?と考えてしまいます。

さらに、ファッションメーカーが、流行の色を数年前から考えて今シーズンに流行らせようとしたからって、流行と違っても、自分の好きな色を着る方が楽しい。
それが、社会に必要なダイバーシティでございましょう?
すると、ますます新作を買うために、ショップに足を運ぶ必要性を失っていくのです。

ブランドよりも価値ある干物や泥付き野菜

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そんなわけで、令和3年、コロナ禍の今、NGNG的に、表参道で買う価値があるのは、干物と泥付きのオーガニック野菜ということに結論づいたのです。

もっと言えば、もはや東京のど真ん中に暮らす意味があるのか?という問いが生まれるのですが、仕事上、まだ完全にローカルに拠点を移すことができないでいるため、ローカルとのネットワークを持ちながら、「東京砂漠」の砂の楼に暮らしているものです。

この辺りには、ビオ・セ・ボンクレヨンハウスナチュラルハウスに加えて、常設のファーマーズマーケットもあって、オーガニックの野菜や加工品を買うには困りません。

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特に、クレヨンハウスは、落合恵子さんの目利きによって3.11の原発事故の頃から「ベクらない」安心な農作物が買えるためによく足を運んでいました。

オーガニック野菜で土壌菌と触れ合う意味と価値

なぜ、オーガニックなのかと言えば、土と離れて暮らす都市部の人間がなんとか良質な「土壌菌」と触れ合い、腸内の土壌を改良するための最も簡単な手段だからです。もちろん、栄養面や環境面も。

農薬を使うデメリット

農薬を使う農法の土壌では、

・土壌菌が減り、
・そのせいで土壌のビタミン・ミネラルなどの栄養素も減り、
・さらに、農作物の栄養価も減り、
・農作物に含まれる土壌菌の多様性も減り、
・有用菌が減る変わりに
・病原菌が増える。

土壌菌がいないと、土壌にはビタミン・ミネラル・有機酸などの豊かな栄養が増えないし、菌根菌という糸状菌や根圏微生物などの土壌菌がいないと、植物は根っこから水もミネラルも吸収ができずにひもじくなります。

だから、慣行農法(従来型の農薬や化学肥料を使う農法)の農作物の栄養価が減るのは当然です。

化学肥料を使うデメリット

さらに、農薬のせいで痩せた土壌を補うために、化学肥料を使うと

・過剰な窒素が「硝酸性窒素」として野菜に取り込まれ、
・人の腸内で発がん性物質「ニトロソアミン」に代わり、
・人の体内では酸欠を引き起こし、
・土壌の過剰な窒素は、NOx=環境汚染・温暖化ガスの発生源になります。

だから、オーガニック。
オーガニックと言えども、良いも悪いもありますから、盲信するわけにもいきません。
例えば、ちゃんと発酵させていない家畜の糞尿を肥料にすると、窒素過剰や土壌汚染、水質汚染の問題もあります。

だから、生産者の顔がみえるファーマーズマーケットに足を運ぶ意味があります。
どんな農法なの?どんな哲学があるの?どんな未来を作りたいの?
そんな話を聞いた上で、やっと安心してこの人から買おうとなるわけです。

正直言って、「大手」の「高級」スーパーでは買える野菜がありません。
家人曰く、うっかり足を運ぼうものなら、生鮮食品のコーナーで悪態ばかりついているとのことですが、これはまた、次のお話…。

(つづく)








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