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RPA導入担当者としての矛盾

RPA(Robotic Processing Autmation)、日本語訳が見当たらないんですが、「業務プロセスをロボットによって自動化していく一連の活動」みたいなもんです。

うちもシステム部が中心となってRTAの導入を今年度の目標で掲げていまして、業務部門の担当の私は自腹で何冊か本を買って読んでいます。 

その中で、すごい危惧が生まれました。

RTA導入と新規事業立ち上げは同時にせなあかんやん

上記の2冊を読みましたが、RPAが威力を発揮するのは、バックオフィス業務の自動化。つまり、現状のバックオフィスの人員は少なくとも、RPAの開発や改善を行う人員(アビームの言葉を借りるとプロセスイノベーター)として転向してもらいつつ、RPAで対応できないイレギュラーな部分をチェックしてもらうことになります。

しかし、経営者層から見ると、RPAの効果は

余剰時間の創出による高付加価値業務の増加

に限られます。要は、

「余った時間を何に使うの?」

ここが問われてくるわけです。つまり、RPAと新規事業開発もしくは既存事業の高付加価値化は少なくともニコイチ、可能であれば、同時に動き出していなければなりません。

それが上手くいかなければ、生まれた余剰時間分、社員が手を余らせて逆にモチベーションが下がる可能性もある。

「うちも利益出すためにRPA入れるかぁ」ではかえって、事業や組織、企業の先細りを促進してしまいかねません。

いやはや、今年度、導入していくけど、トップにそのことをプレゼンして説得せねばならんと思うと、今から気が重いです。

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