クリニック経営に必要なもの

今日はちょっと話がそれるけど、クリニック開業について話します。
クリニックを開業して上手くいくためには、主体性が大事です。

クリニック開業って、大変なことがたくさんあります。たいていの人は初めてなので、知らないことがいっぱいです。トラブルがあって当たり前です。

でも、トラブルを他人の責任にしていると、いつまでも解決できません。自分のクリニックなのですから、自分で責任を持って、解決する方法を考えるしかないのです。

医師は医療行為で精いっぱい、という気持ちはわかります。医師が忙しいのもわかります。でも、開業医は医療行為だけが仕事ではないのです。ここは勤務医の医師には経験がなくてイメージしづらいのですが、開業医は経営も仕事なのです。だいたい仕事の半分ぐらいは経営に関することです。

トラブルがあっても、見て見ぬふりをしたり、他人の責任にしている状態では、解決することはないのです。ですから、覚悟を決めて、自分で向き合う必要があります。

こんなこと、言うのは簡単ですが、やるのは難しいですよね。その気持ちもわかります。

でも、15年開業してきた私が思うのは、少しずつ上手くなる、ということです。どんなことでも逃げないで向き合っていれば、少しずつ成長して上達します。

例えば、私は開業当初、スタッフ管理が上手くできなかったのです。人間不信になりそうなときもありました。採用が怖くて出来ない時もありました。でも、今はとても上手くいくようになりました。スタッフが、チームワークがよくて働きやすい、と言うようになりました。自分の考えをスタッフに伝えられるようになりました。失敗を繰り返して、学んで、少しずつ上達したのです。

だから、困難があっても、主体性を持って向き合うことが大事なんだと、しみじみ感じています。

主体性を持って経営に向き合えば、きっと幸せな経営者になれると思います。