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【DMM Boost導入事例】15ポジションの採用成功・採用チーム内製化を実現!

DRIXは2021年12月から株式会社DMM Boostの組織づくり、採用活動に伴走しています。

今回の記事では、なぜDRIXがDMM Boostの組織づくりや採用に携わることになったのか、どんな取り組みをしてきたかなどを掘り下げていきます。

登場人物

DMM Boost 執行役員 橋本茂人さま:
2016年DMM Boostの前進となる株式会社ハッシャダイ 取締役就任。中卒高卒へのキャリア支援事業「ヤンキーインターン」などの若者支援事業においてマーケティングから全社のPR・広報・ブランディングなど広く牽引し、2018年にDMMへグループイン。2021年DMM Boostに社名変更の際、取締役に就任し、現事業のカスタマーサクセス責任者を担う。現在は執行役員として、コーポレート統括本部責任者に就任。

DRIX代表 長谷川優:
2014年インフラトップ執行役員就任。プログラミングスクールWEBCAMPの人材紹介事業の立ち上げや店舗戦略室の室長として拠点展開を担う。2019年にDMMへグループイン。2020年取締役兼CPOに就任しHR領域まで幅広く従事。2021年退任後、株式会社DRIXを創業。

-本日はお忙しい中お時間をいただきありがとうございます。改めて、DMM Boostについて教えていただけますか。

橋本さま(以下敬称略):
DMM Boostは2016年9月に設立されたベンチャー企業です。顧客対応を自動化するカスタマーマーケティングツール「DMMチャットブースト」などを展開しています。おかげさまでサービス提供開始から約1年で累計500社以上の導入を達成しており、急拡大するEC市場において、ビジネスを最速で成長に導く強力なプロダクトとして現在も事業を拡大しています。

2021年12月からは代表取締役の交代もあって新体制となり、0→1、1→10、10→100のフェーズが非常に短いスパンで起きています。事業と組織の両方の基盤構築を楽しめる人には働きがいのある環境になっていると思います。

-ありがとうございます。DRIXを知った経緯を教えていただけますか。

橋本:
DRIXの代表である長谷川さんとは5年前頃から付き合いがあります。当時はともにDMMグループの子会社で仕事をしていたため、同じような課題や悩みを共有し乗り越えてきました。そのためDRIXのことも長谷川さんが会社から独立した創業当時から知っていて、お互いにさらに頑張ろうと声をかけたのを覚えています。

同時期に弊社はコロナ禍を経て、主力事業を顧客対応の自動化支援カスタマーマーケティングツール「DMMチャットブースト」へと大きくピポットしたタイミングでした。このピポットはこれまで展開していた事業とは全く異なる領域で、弊社としてはもちろん、60もの事業を展開しているDMM Groupとしても初のチャレンジで大きな期待を背負っていました。ハードな時期は続きましたが、おかげさまで0→1の立ち上げがうまく進んでいきました。

長谷川:
確かに、貴社はDMMへのグループイン後、特に急成長していったイメージです。そこから弊社の採用伴走事業の活用を検討していただけた理由について改めて教えていただけますか。

橋本:
当初はオフライン店舗とEC分野にて導入が進んでいきました。そしてコロナ禍を経て、消費者ニーズに変化が起こりOMO(「Online Merges with Offline」)を展開する事業者が世の中に増えていきました。各業界にてLINEなどのコミュニケーションツールを利用する企業が増えたことで、カスタマーマーケティングツールへのニーズがさらに高まってきていました。そこで、「DMMチャットブースト」として多くの事業者の課題解決に動くべく、対応業界ドメインを広げようと意思決定しました。

そのため、様々な業界ドメインへのアプローチおよびドメイン開拓のための組織の拡大が急務となり、採用活動に注力する方針が固まりました。

そんな矢先、更なる成長スピードの実現を見据え、DMM Groupから経営企画チームの参画が正式に決定しました。2つのチームが合わさったことで総勢120名の組織となったんです。おかげでできることが増えたとはいえ、事業成長の実現はもちろん、2つの組織が合わさったことによるシナジーの創出は重要です。さらに社としては市場の伸びや事業自体の成長が見込めていた状況ですので、事業のマーケットシェア率を高め非連続的な成長を実現していくためには、当然新たな採用活動を実施、強化していく方針に変わりはありませんでした。

ただ、当時はほぼリファラル採用で組織を拡大していたこともあり、採用活動だけに注力する担当者は不在でした。ですが急成長する事業に対し、このままリファラル採用を行うだけでは事業成長に対して組織の成長や規模が追いつかないと考えました。

さらに最適な運営を維持するためには、制度やカルチャーのアップデートも必要となってきます。そこでもともとDMMグループに在籍していたこともあるDRIXの長谷川さんとともに採用活動および組織づくりを実行できれば心強いと感じ、上流の設計から一緒に伴走してもらうことにしました。

-  採用活動や組織づくりの伴奏がスタートしてから、どのような変化がありましたか?

橋本:
DRIXとの活動が始まるタイミングで、弊社の採用担当社員として新夕さんが入社してくれました。おかげで採用活動においての実務は、新タさんとDRIXが連携を強化して推進することができました。

例えば、組織拡大に向けて短期的に必要となるポジション採用については、入社に繋げるために既に進めていた施策やアクションを軸に、状況に応じたアップデートを加えながらスピード感高く推進いただきました。同時並行で中長期的な成長の実現に不可欠なマネジメント層や企画、事業推進をおこなっていくポジション採用については、過去のデータをもとに、経営層や社内メンバーへのヒアリングを行うなどし、ミスマッチに注意しながら慎重に進めていただきました。現在までに15ポジションで採用が決定し、みなさん活躍してくれています。

長谷川:
事業成長の肝と言っても過言ではない採用活動において、プロジェクト開始時からバッチリと息が合うことはとても難しいと感じています。ですが当然、我々は1日でも早く阿吽の呼吸となり、採用活動におけるバディとして成果につなげていくことが求められていますし、できる限りのことを努める必要があります。至らない部分もありましたが、都度アクション、打ち手にアップデートをかけることを心掛けてきました。

DMM Boost社との取り組みで言えば、橋本さんにおっしゃっていただいた成果を創出できた背景に、橋本さんや新タさんから目的達成を念頭に置いた本音ベースでのコミュニケーションをいただけたことがあると思います。コミュニケーション、スタンスの面でフラットに意見していただけたのは大変ありがたかったです。改めて橋本さん、新タさんあっての成果だと感じますし、感謝しています。

橋本:
会社としては連続的な成長を描くための戦略設計に合わせてポジションを整理し直し、組織のTo be像について話し合えたことで、組織の在り方が明確になりました。組織、人といった人的資本をどのように戦略的に事業成長へとリンクさせていくか、といった勝ち筋の解像度が上がったのはとてもよかったです。これから300名、500名体制になっても成長を続けられる採用活動、組織づくりを実現していきたいと考えています。

DRIX社としてどのようなアクションを実行したのでしょうか。

長谷川:
具体的なアクションとしては3つです。

まず、1つ目は本プロジェクトの全体整理(目的とゴール設計)です。
先程、橋本さんからもあったように、今回のプロジェクトはただ単に採用活動を進めてほしい!と言ったような簡単なものではありませんでした。新規事業であることや、組織が合体すること、市場やDMM Groupから大きな期待を背負っていることなど様々な背景を理解することから始まりました。具体的には、橋本さんをはじめとした経営層の方々へのヒアリングにて、市場の理解や顧客理解、なぜGroupから期待されているのかと言った部分で全体概要を把握するところからのスタートです。そして社内の方々へのヒアリングにより社内事情などの理解に努めました。そこから時間軸をもとに、どのように事業成長を成し遂げていくか。そのためには本プロジェクトにおいて何を成し遂げなければならないかと言った目的、ゴールが達成された状態とはどのような状態かを整理していきました。プロジェクトの成功はこの準備にかかっていると言っても過言ではないため、橋本さんには多くの時間を費やしていただいたおかげでスピード感高く整理ができたと思います。

2つ目は組織、採用における課題の調査です。
目的・ゴール実現のためには、現状を知り、ギャップが何かを正確に把握することが大切です。こちらは新タさんがジョインされたこともあり、スピーディに進んでいきました。具体的には、事業計画実現に向け、既存組織では不足している能力を持ち合わせているタレントはどのポジションに必要となるのかを整理しました。また、採用ペルソナ像としてどのようなテクニカルスキルを持ち、カルチャーにフィットしたヒューマンスキルを持ち合わせているべきなのかを経営層へヒアリングしました。もちろん実際に現場で動かれるメンバーの方々へのヒアリングを実施することで、認識にズレがないよう意識し、採用後のパフォーマンスにもフォーカスした動きを実施していきました。

3つ目は課題解決に向けたアクション設計です。
DMM Boost社においては単なる事業成長ではなく急激な成長カーブを描き、急成長を実現していくことを掲げられていました。よって最終計画では、ポジション数も多く採用人数も相当数ある採用活動が必要となりました。急成長を実現するためには、様々なミッションを担っていく人材は重要となるため、採用媒体掲載はもちろん、エージェント、ダイレクトリクルーティングの運用、採用広報活動など幅広いアクションが求められます。さらに1ポジション毎に戦術が異なるため、どのようにして応募を獲得し、内定、内定承諾、入社までを実現していくかを慎重に戦術策定していきました。そこで応募獲得といった母集団形成においては、あらゆる打ち手を実行しました。また、獲得した応募をいかに承諾まで繋げるかといった観点では、採用課題の調査時に発掘した魅力の訴求を全面に押し出すことで15の内定承諾、入社を実現できました。


ー橋本さんから見て、上記の他でDRIXに依頼してよかった!と感じていただいたことはありましたか?

橋本:
新タさんのジョインもあって、HRチームを組成し、DRIXと共に組織設計や採用活動におけるフローをスピーディに整備できたのはよかったです。結果自社内にて採用チームの内製化を実現することができました。

弊社のように急成長を実現していく会社にとっては、採用組織の内製化を実現していくことは難易度が高いと感じますが、DRIXは短期的にただただポジションを埋める採用活動ではなく、中長期を見据えしっかりと自社で運用していける採用資産や体制作りを念頭に置き動いてくれました。さらなる成長を成し遂げようと考えているため、引き続きDRIX社にはサポートを依頼していますし、今後も期待しています。

個人的には、採用や組織づくりには正解がないと言ってもらえたことがありがたかったです。採用ノウハウや組織づくりの手法は、それこそネットや本に数多の数が紹介されています。しかし「正解がない」と言ってもらえたことで、事業成長の実現において何をすべきかは結局のところ自社に答えがあるのだと腹落ちすることができました。もちろんDRIXはそうした前提を踏まえて、成功例や失敗例を話してくれたり、人的資本経営における事例、直近の組織づくりの傾向などを紹介してくれたりしたので、自社にどのように活かせしていくことができるかといった観点で引き出しを増やすことができ、とても参考になりました。

—— 励みになる言葉をいただき、ありがとうございます。今後DRIXに期待したいことはありますか?

橋本:
当初は組織づくりと採用活動の伴走をお願いしていましたが、おかげさまで採用チームの内製化ができたため、現在は各採用チャネルにおけるコミュニケーション、日程調整などの採用実務代行部分(RPO)への依頼となってます。調査から入っていただいたからこそ、採用チームとのコミュニケーションコストが低く、スピード感を持った対応をしていただいてます。日々変化のある社内の状況に対して柔軟に対応いただけるのはとてもありがたいです。今後さらなる拡大を見据え、事業フェーズや組織フェーズの変化により戦略人事観点でのアクションや採用活動推進観点で、協力が必要になったらお願いできるような関係が構築できていれば嬉しいです。

あとは長谷川さんがよく仰っていますが、DRIX社の「Driverを増やす」ためのミッション実現に向け、引き続き邁進して欲しいです。ただ単にポジションを埋めるための採用ではなく、入社後の活躍、そして個々人が本能的に、夢中に生きていけるようなマッチングの実現を目的にした採用活動の支援を期待しています。

長谷川:
もちろん今後もDriverを増やすために事業を拡大したり採用活動に伴走したりする所存です。ぜひご期待ください!

DMM Boost採用情報

DMM Boostでは、事業拡大に伴い、一緒に働く仲間を募集しています。
掲載中の求人情報はこちらです。ご興味ある方は、以下よりご応募ください。

DRIXサービス紹介

株式会社DRIXは、2021年創業のHR事業を展開する企業です。「Driver(ドリバー:本能的に生きる人)を増やす!」をミッションに掲げ、HR事業を展開しております。事業成長を目的とした採用伴走事業やエージェント事業などのHRサービスを展開しています。
採用にまつわる課題はございませんか?

ご相談は無料です。フォーム、Xどちらでも問題ございません。是非一度ご連絡ください!
DRIX 問い合わせフォーム:https://drix.co.jp/contact
代表 長谷川優 Xアカウント:https://twitter.com/yu__ing

採用パフォーマンス診断サービス

採用活動をデータで可視化するサービスです。ツールを活用することで、採用活動全体における課題が明確に浮かび上がります。そしてクロス分析を行うことが可能となり細かな粒度にて各チャネル毎の詳細の数値といった細かなデータ収集により、採用活動における問題点にピンポイントでアプローチし、効果的な施策を展開できます。

採用伴走事業(RPO/採用代行)

ハイクラス、希少人材など難易度の高いポジションの採用活動を始め、採用活動全般の方針策定や計画立案から母集団形成、応募者対応まで、企業様の採用伴走パートナーとしてお手伝いさせていただきます。徹底的なヒアリングを基に組織戦略の策定など上流工程から実務まで、一貫してサポート可能です。

エージェント事業

採用代行事業、採用支援事業を行う中で得たデータを強みに、企業さまと求職者さまの架け橋となるマッチングを創出しています。
転職をご検討中の方いらっしゃいましたら是非ご連絡をお待ちしております!!

お問い合わせは無料です。
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