1(遊)Daft Punk 53打数16安打2本塁打 .302

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【Best Track】
One More Time

【ディスコグラフィーと打率(佳曲/全曲)、本塁打(超名曲)】
1st:Homework(1997)  16-5 0 .312
#3 Revolution 909
#4 Da Funk
#5 Phoenix
#7 Around the World
#9 Teachers

90年代には、プロディジー、アンダーワールド、ケミカル・ブラザーズといった純度100%のテクノやハウスでない、混ざりものの面白さが、主にロック層に可視化されていった。そうした意味で、時代の息吹を感じる。ロボット的なビジュアライズも、ポップフィールドにささるものであった。

2nd:Discovery(2001) 14-6 2 .429
#1 One More Time(ホームラン!)
#3 Digital Love
#4 Harder Better Faster Stronger
#8 High Life
#9 Something About Us(ホームラン!)
#13 Face to Face

前作がポップフィールドに見つかったものだとしたら、今回は見つかりに行き、見事に見つかった。いよいよ花開く時代精神。広告代理店は、当時彼らを登用しようと幾多の企画書に名をあげたであろう。それほどDaft Punk=イケてるという図式ができあがった。アヴァランチーズにも似た折衷主義や開放感を感じのだが、ポップフィールドへの視点、わかりやすくいえばブランディングがこの差になった(別にどっちが上とかではないが)。
当時、私はやさぐれた学生時代のはずだが、これを聴くとリア充だった気がしてくるから不思議だ。

3rd:Human After All(2005) 10-0 0  .000
まあこういうことは音楽史の中でまま見られることだ。完璧な前作のバランスが大いに崩れ、ちぐはぐな印象を残す。思う以上に売れてポップアイコンとなったことへの自己嫌悪もあって、”原点回帰”を図るが、もうそこには原点に夢中になれたあの頃のピュアさはないのである。そして、だいたいこのパターンにつかったアーティストは「終わり」なのだが。

4th:Random Access Memories(2013) 13-5 0  .385
ヒット▶#1,#6,#7,#8,#11
3rdの反省?からか、明らかにポップフィールドに振り切って作品をつくり、それがまた見事にあたった。ファレルを起用するあたりも、彼らのポップスアーティストの宣言めいたものを感じる。しかし、それ故に、飽きやすくもある。

【まとめ】
アルバムランキングは2>4>1>3
生涯成績は 53-16 2 .302
個人的ヒットソングによるプレイリストはこちら

中郡二宮町、持続的快楽生活。