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ドリラーさっつん
2021年10月13日 10:04
そこにはいるはずのないものがいた。まるで城を護る門番のように、それは立っていた。あるいは僕にだけ見えていた幻かも知れないと思ったが、スコア画面を見る限り、確かにそれは存在するようだった。「あれは何かな？」隣の女に聞いた。彼女はオードリー・ヘプバーンの様に整った眉と、シガニー・ウィーバーのように高い身長を持っていた。(他の人の目にどう映るかは分からないが、少なくとも僕の目にはそこそこの美人に映って
2021年8月28日 22:31
また、朝が始まった。いつもと同じ朝食を喉に通し、制服という名の無個性な衣装を身体に纏い、ファッション雑誌の表紙を飾るモデルタレントと同じ髪型に整え、化粧という仮面で顔を塗り変える。あの人気アイドルがCMをしている化粧品。それは、私の素顔と共に心も全て覆い隠す。目も悪くないのにカラコンを入れて別人の視線を手に入れる。これで今日も私は「女子高生」の仲間入りを果たした。玄関を出ると、一瞬、真夏の太陽
