性別が分からない人
一応女として生まれ、女として生活しているが自身についてはノンバイナリーだと自覚するようにしている。
というのもこの世に生を受けて25年ほど経ったいまでも、性自認について思春期のように悩み続けているのだ。
セクシャルマイノリティ、性別違和を自覚される方々はおそらく10代あたりで強烈に自分自身に違和感を覚えると思う。自分がそうだったからという理由なだけだが。
そしてそれを解決するべく長い時間、暗い部屋で自分について考え続けるのである。
そして25歳になる今になっても解決はしません。悲しいことに。
どうして。
自分の青春時代をかけて悩んでいるのに。
青春って言えばちょうどヒカキンの面白さすら分かってくる頃だと言うのに。その頃見たインターネットでは「20ぐらいになればはっきりしてくる」って書いてたやろがいって思ってます。今でも。
ノンバイナリー?Xジェンダー?クエスチョニング?
わかんね〜〜〜〜!!!
それって結局ナニ〜〜〜〜〜!!!
こういうことなので私と同じような悩みを持っている若い皆さんは希望を捨てましょう。
どれだけ考えても分からないものは分かりません。でも逆にここまで来ると諦めもつくようにもなる。未来に希望はないが、特段悪いこともない。
なんか案外それなりに、周囲の人は(こいつ男?女?どっちだ…?)と思いながらも普通に接してくれます。そして、答えは出ないが「私は私の性別がわからない」ということが分かってくる。
これが無知の知というやつだ。性別不詳のソクラテスが誕生した瞬間である。
それってクエスチョニングじゃない?と思うかもしれないが、それも違うのだ。クエスチョニングだと断定することが違和感しかないのだ。
結局なにが言いたいのか自分でもよくわからなくなったが、とにかく、性自認を決定するのってめちゃくちゃ難しい。正直もう無理だと思っている。本当に、死にそうなほど悩むこともある。LGBTQなんてそんな簡単なものじゃない。
私は、自分と同じ悩みを持った人に出会ったことがない。
でもきっといるはずだと思っている。
その人に、同じようなことで悩んでいる人がこの世にいるんだと伝われば嬉しい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?