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オフライン参加&オンライン参加のハイブリッドなプレゼンで意識したい「心構え」3選

みなさんは普段、パワポなどのプレゼンツールを使って、誰かに発表を行う機会はありますか?

最近だと、Zoomなどを使用したオンライン会議が増え、オフライン参加(現地参加)もオンラインでの参加もOKというハイブリッドなプレゼンの場が増えてきたように思います。

「現地参加者にも、オンライン参加者にも、自分事と思ってプレゼンを聞いてもらうにはどうしたらいいのかな?」と私も毎回頭を悩ませます。

特にオンライン参加者の場合、顔が見えないことが多いので、「ちゃんと伝わっているのかな……」と不安になります。

例えば、先日行った社外ワークショップは、こんな会場で行いました。

そこで、私はこんなプレゼンスタイルで挑みました。

スクリーンを一切見ずに、現地参加者・PCカメラ(オンライン参加者)に目配せ・声掛けを行うスタイルです。

このとき意識した心構えがこちらの3つ。

そもそもプレゼンの目的は「相手のことを思って、自分の思い・考えを伝えて、相手に行動を起こしてもらうこと」だと、私は考えています。

その目的を踏まえて、ハイブリッドなプレゼンを行うにあたり考えたのが、上記のプレゼンスタイルと心構えです。

もちろん資料の作り込みも大切ですが、発表時にちょっとした一手間を加えるだけで、現地参加者にもオンライン参加者にも、発表者側の「伝えたいんだ!」という思い・姿勢がより伝わるんじゃないかと思います。

今日は、社内外でハイブリッドなプレゼンを経験してきた私が、発表時に意識している心構えとプレゼンスタイルを紹介します。

【心構え その1】オフラインのみNG!オンライン参加者へ目配せ・声掛けを意識しよう!

発表者がPC画面から顔を上げて、目の前の参加者に向けて目配せをすると、現地参加者は「自分達に向かって話してくれてる!」と思ってプレゼンを聞いてくれます。

一方で、オンライン参加者には視線が向かないので、「自分には関係ないかな〜」と思ってしまうことも。

オンライン参加者もプレゼンに巻き込むために、PCのカメラをONにしてカメラにも目配せしながら、プレゼンしてみましょう!
発表者がオンライン参加者に向かって話す様子が見えるので、現場と発表者の雰囲気を伝えることができます。

ジェスチャーを交えながら話すのも効果的ですよ!
現地の参加者とカメラにも目配せしながら、大きくジェスチャーを行うと、一生懸命伝える様子が伝わります。

そして、現地参加者とオンライン参加者、それぞれに向けて声掛けをしてみてください。

「何かご質問はありますか?」に加えて、「オンラインで参加されている方も何かご質問はありますか?」と添えると良いです。

「この部分、わかりづらかったですよね……。オンラインで参加されてる方も大丈夫でしたか?」など、具体的なコメントを差し込むと、質問しやすい雰囲気を作ることができます。

【心構え その2】発表者モードOFF・画面は複製モードで発表するのもアリ!

この画像のスタイルで発表しようとしたときに、先輩から「画面複製で大丈夫?パワポのノート(カンペ)見えないけどいいの?」と言われました。

私はあえてこのスタイルで挑みました。

このスタイルでは、現地のスクリーンを見ながら説明しません
スクリーンを見てしまうと、カメラに映る自分の顔が横向きになってしまい、現地・オンラインでの参加者に、「自分たちに向かって話してくれてないな……」という印象を与えてしまうからです。

自分の姿勢はPCごと、現地参加者に向けちゃいましょう!
参加者全体の中央あたりに向けておくと良いです。PCごと姿勢を向けることで、発表者の姿がカメラ上でも真正面で映るので、オンライン参加者への印象も良くなります。

姿勢を参加者に向けずに発表する方が意外と多いですが、この一手間を加えるだけで「参加者に話かけている感」が出ますよ!

【心構え その3】原稿は読まない!自信を持つためにも覚えるまで練習!!

私は原稿を作るのは良いと思っていますが、本番で原稿を読みながら発表するのは個人的には推奨しません。

原稿を読むと、PC画面を見続けたり、抑揚をつけて話しにくくなったりするので、参加者へ配慮が疎かになり、「私達に伝える気あるのかな……?」と参加者が思ってしまいます。

こんなことを書いていますが、修士1年生のとき、私はプレゼンが大の苦手でした。研究室内の発表練習で、緊張しすぎて声が上ずってしまうくらい、人前で発表するのがとにかく苦手でした。

苦手なプレゼンを得意にした私がオススメしたいのは、人前で話すのが苦手な人ほど、本番前にたくさん練習することです。原稿を丸暗記して、スラスラ言えるようになるまで練習しましょう。

修士1年生で初めて参加した学会では、本番前に少なくとも50回は練習しました(泣)。

「もう大丈夫!」となるまで練習すれば、本番で自信を持って話せますし、参加者への目配せ・声掛けにも気を配る余裕ができると思います。

慣れてきたら、現地を意識して、目配せや声掛けも込みで練習すると、本番でより自然とできるようになりますよ!

本番を意識して「もう大丈夫!」の自信が持てるまで、ぜひたくさん練習してみてください。

伝えたい気持ちをもって、ハイブリッドなプレゼンに挑もう!

私が勤務する会社では「カンペを事前にパワポのノート欄に書いておき、発表時は発表者モードをONにして、適宜見ながら発表する」という人が多いです。

そういうタイプの人が「多い」だけなので、それにこだわる必要はないと思います。

今回紹介した方法も一例ですし、「もっといい方法があるんじゃないか」と思いながら、私もいつも試行錯誤しています。

相手のことを思い浮かべて、「どうしたら伝わるか」を考えて、いろいろ試行錯誤してみましょう!

Dr. りけ子(Tsugumi)

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