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OECD Digital Education Outlook 2021 Highlights


 2021.06.08. にPISAでお馴染み、OECD Education から、上記のような書籍が公表されました。
 日本円で¥5,800-。おそらく日本で最も早く英語版を購入したかも、私。
 ただいま、読み進めておりますが、このCOVID19禍での世界での教育デジタル化の動きや、いかにして EdTech を学校教育に組み込んでいくのか、2030年に至る、Digitalisation × School Education を考えるための良書です。
 今回は、AI(人工知能)、Robots(ロボット)、Block chain を例にしています。

 GIGAスクール構想到来が端末配布で始まり、学校現場では、「悪戦苦闘」「四苦八苦」をしながら、ただいま経験値を爆上げの真っ最中だと思います。
 ただ、GIGAスクール構想は「令和の日本型教育」や「学習指導要領」の理念を完遂するためのスタート位置についたに過ぎません。
「個別最適な学び」や「協働的な学び」に、いかにICTやEdTechを用いるかという折り返しの形態を経て、
 デジタル化 × ICT での、「教育のデジタル化」「教育DX(Digital Transformation)」が、最終形態としての形として、霞ヶ関界隈で、ちらほらと見受けられるようになってきました。

 2021年6月19日には、議論真っ最中な話題について、以下のようなウェビナーも開催されます。7時間、政策立案担当者による講演や討議、こんな機会、滅多にない感じです。(私も申し込みました)

 
 話を Digital Education Outlook に戻しますが、今後、AIやロボット、ブロックチェーンがどのように学校教育に関わってくるのか、世界の実践例などを元に、考察しています。

 シュライヒャーさんの論説や、第一章を読むと、日本がGIGAスクール構想で世界最先端のICT環境になったと慢心することなく、今後、どのように「スマートテクノロジー」を使いこなすのか、学校教育に利活用していくのか、日本の学校教育やGIGAスクール構想での学習データ(スタディログ)に関する、データガバナンス:(透明性・公平性・倫理性)をいかに担保しながら進めていくのかなど、変化にともなう課題は、山積していることを示唆しているように感じます。

 

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