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ユートピア的桃源郷

#みんなの文藝春秋
#ゲンロンカフェ

『光は闇から生まれ、
闇は光から生まれた。
こうした現象から
あらゆるグラデーションの光は現れる。/
ルドルフ・シュタイナー「色彩」』


2019年の11月に行ったときのゲンロンカフェ


ゲンロン通い

ゲンロンカフェを知ったのは茂木健一朗さんのトゥィッターからだった。
いまでも思うけれど茂木さんってリベラル派?よくわからない。
茂木さんはどうでも
養老猛司さんはホンキでたまにこわいと思う。静かな語りよりも固い信念のようなモノを感じるからだった。
転向というものがないと思う。
自他ともに認める知性をもつ人のフラストレーションはいったいどのように解放しているのかと、時々思ってしまう。

東大生にカルト宗教にハマる人が多いときくけど純粋な信心のほうではなく非課税の宗教法人を利用するためだとなんとなくわかる。
カルトなどいくらでも食いものにしてもいいとかアタマがいいのをそれで証明しようとする傲慢さ。

神のような万能感。

人の心理を操ることや支配はそれほど
甘美なのだろう。

あの「死刑囚」はなにを気づいていたのだろう?そう思いませんか?

2022年4月に行ったときのゲンロンカフェ


パーフェクトホスト

五反田にあるゲンロンカフェにはじめて行ったとき夜通しみんながそこで集まっていることにじつは最近まで気がつかなかった。
終電とか大丈夫なのかな?なんて野暮なことを思っていたのではずかしい。

最初の印象は茂木さんがとても楽しそうだった。ホスト役としての東浩紀さんはソフトに相手にあわせてうまく話しを進行させる。
茂木さんは東さんといるとたぶんとても気分がいいのだろう(帰りたくないぐらいに)とその時すごく印象的だったのを覚えている。

東さんのトゥィッターの返信から一番感じたのは「答えを引き出すのがうまい先生」という印象だった。

語るに落ちる(落とす)、というような暴力的で支配的ではなく(私は過去にそういう事をする人に会った事がある)
質問の意図の気配を消すという感じがあって
きっとそれはカーテン屋さんだった
お祖父様の影響ではないかと考えてしまう。

商売とは人を不快にさせたらいくら正しくても終わりなのだ。

映画で前におもしろいミステリをみた。
「パーフェクトホスト」というパーティーをひらいてゲスト(被害者的招かざる客)を心理的に虐待して追いつめていくストーリー。
招かざる客である足にケガをした強盗は最初エホバの証人の信者の家に助けを求めて突っぱねられる。そしてサイコな家に潜りこんで心理的知能ゲームを仕掛けられる。この楽しみがサイコパスの目的でそれは完全に支配することで万能感を快感として表現している。

たとえばチェスのシーン。
強盗にはチェスの心得があってホストは一瞬怯んでしまう。

あのシーンが一番よくて
忘れられない。

チェルノブイリの観覧車の写真と現在のDoor
ノーヴルな自然の野の花
値段がつけられない花
¥0の光の中の野の花
美しきカラーパレット



道教に続く道(タオ)の色

テーマ:「無料とはなにか?」

最近のことだけど
桃源郷の夢をみて起きたらとても焦燥感があった。
以前はあまりにも気になる鮮明な夢などをみると本屋に夢占いの本を見に行ったり
夢に出てきた風景の写真を探したりした。
今はすぐにスマホで検索してしまうけど前のほうが夢を分析するにはよかったと思う。
調べて紐付けていくとすごい答えに行き着いたりするからだった。

眠りに落ちる前にカフェで買った「ゲンロン12」のユク・ホイさんの山水画の記事を読んだからかもしれない。
わたしはアートのことはほとんどわからないけど掛け軸に描かれた水墨画のような絵が夢に出てきて「これは桃源郷だ」と声がする。
桃源郷というイメージは桃の花が咲き乱れる絶景の景色のユートピア(理想郷)を思い浮かべるけれどWikipediaで調べると仙人が住む秘境のようなことが書かれている。

そこに解説されているのは
季節の空気を感じながら現実という生活の中の細(ささ)やかな喜びや幸せをみつけることが書かれていて、それはよくわかっていながらわたしたちの中に潜む
「その先がみたい!」という抑えられない欲求のせいかもしれない。

きょうはバイデン氏が来日していて
晩餐会は八芳園らしい。記事に会食は桃源郷をイメージした、なんて書いていたけど
贅を尽くしたもてなしなのか?それとも保守的にいくのか、ふと、そんなことを思う。

できれば岸田さんには
トゥィッターに会食をアップロードしてほしい。
以前テレビドラマになるずっと前に読んだ「天皇の料理番」の作者の前作
「もしも宮中晩餐会に招かれたら」を
思い出して最初見つけた時はなんてウィットに富んだ本だと笑った。
バイデン氏の来日される前日、数時間前
わたしのFacebookではオトモダチになってくださっている神戸のラグジュアリーホテル支配人にしてホテル業界初の叙勲を授与された檜山さんとマナー本についてコメントのやりとりをしたばかりだった。

「遠い未来に思いを馳せる必要はなく
この日この時この瞬間になにを思い考えているか?」

道には夏の草花が所々咲きはじめているのだった。
25MayAM5:55更新/closet freak