白紙になった6ヶ月間

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『candle』
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という曲をつくっていました。
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自分を責めたり後悔したりする心のすべてを溶かし、
そっと寄り添う言葉たちを丁寧に紡いで。
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でも今は、それがすべて白紙になりました。
今日は少し、そのお話をさせてください😌
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2020年の3月、
「さぁここから笑方箋、ギアあげていくぞー！」
とメンバー全員で意気込んだのもつかの間、
すぐにコロナさんが勢力を拡大してきました。
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おかげさまで1st single『世界が笑えば』のレコーディングも2ヶ月ほど延期になり、
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「絶対に言い訳はしない！」と思ってはいても、
医学生としてもアーティストとしても何一つ身動きが取れない現状に、1人家の中で焦燥感に駆られていました。
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世界中で、僕たちを待っている人がいるのに…！
大切な人にもっと、恩返ししたいのに…！
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理想と反して何の結果も残せていない現実に
眠れない夜を過ごしたことは一度ではありませんでした。
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目をつぶっても眠れず
どうしようか考えていたある夜
ふと思い立ったことがあります。
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「…そうだ、candleに火を灯してみよう」
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ゆらゆらと揺れる、あたたかくて優しい光が
そっと心を解いてくれるような感覚。
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”悔しいことも、焦ることも、
上手くいかない自分を責めることも、
たくさんたくさんあるけれど
今日は、これでよかったんだなぁ。
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光がすごく美しくて、この時間が大切で。
ただそれだけで幸せなのかもしれないな。”
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そんな、ありのままの言葉を
鮮度の高いうちにのこしておきたくて
いそいでスマホのメモを開き歌詞を書き始めました。
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それから何ヶ月か経って
楽曲化の話が決まりました。
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僕自身の後悔の日々が報われたような気がして
とても嬉しかったのを、今でも覚えています。
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曲のメロディや雰囲気に合わせて
歌詞の言葉や言い回しをたくさん考えました。
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何度も家で練習して
レコーディングに臨みました。
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でも。
僕はまだまだちっぽけで、甘かった。
求められる努力と意識のレベルに到達できていなかったんです。
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だから、
『candle』という曲の制作自体、
打ち切りになりました。
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めちゃくちゃ悔しくて
応援してくれているみんなに申し訳なくて
制作にガッツリ関わってくれていたスタッフさんには土下座する勢いで謝りました。
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僕がちっぽけなせいで、
僕は、活動すればするほど誰かを傷つけてしまう。
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なんのための、誰のための活動なんだ？
誰も笑顔にできていないどころか、迷惑すらかけている現実。
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…何度も自分を責めました。
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僕は「全人類の笑顔に責任を持つ」と決めているので
この世に起こるすべてのことは自分の責任だと思っています。
だからこそ、”まだまだちっぽけな自分”を責めることが度々ありますが、たまにふと『candle』の歌詞を思い出すんです。
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”また自分責めてるでしょ？
堪える涙もなく
でも今日は、ゆるしてみてよ“
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自分が紡いだ言葉なのに、
周りにはよく伝えていることなのに、
自分が1番出来ていなかったりもする。
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だから本当はすべて
自分に伝えたい言葉なのかもしれません。
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そして。
言葉って、本当に素敵で美しくて大切だけれど
目には見えないものだから
時に、”自分にかけてあげられない”ことがあります。
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そういう時は
目に見えるモノに頼ってみるのもいいのかなぁ
なんて思ったりしながら、想いを綴ってみました。
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僕の心を溶かしてくれたcandleに
これからもきっと、ずっと
お世話になっていくんだろうなぁ😌
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あなたには、
”大切なことを思い出させてくれるモノ”はありますか？
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今これを読んでくださっている1人1人に、
心と目に残るギフトを届けていきたいけれど
いまの僕にできることはきっと、言葉と歌を贈ること。
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だからこれからも、頑張っていきますね☺️
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まだまだちっぽけですが
そんな僕を見守ってくれているあなたが、大好きです。
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たとえ何もできなくなったとしても
ありのままのあなたが素敵で、とっても大切です。
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それではまた、明日からも
一緒に生きていきましょうね☺️
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最後に
『candle』の歌詞をほんの少しだけ貼って
結びにしたいと思います。
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そっと 月明かり 手を伸ばし
ありがとうを何度も 明日に贈り
きみが落ち着くまで
ずっとそばにいよう
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candle

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