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今後の大学入試はどうなるの?①

自ら成績を上げられる子を育てる
世田谷区松陰神社駅前校にある学習塾
Dreaven教室長の都丸です!

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1月14日15日は
大学入学共通テストが実施されます。
今回で3回目となる共通テストは
過去2回と同程度の難易度~やや難化と言われていますが
共通テストだけでなく大学受験全体についても
情報と変化の多い期間が続きそうです。

今回は知っておきたい
今後の大学入試についてまとめたいと思います。

最近の傾向

主に
①現役志向
②安全志向
③早期決定志向
この3つが挙げられます。

現役志向

独立行政法人大学入試センターにより
今年の共通テスト志願者数は
約51万人と発表されました。
センター試験の時代も含めると
これで5年連続の減少です。

また、浪人生の志願者数は6.7%減少し
昨年の減少率5.2%を上回りました。
安全志向、早期決定志向とも絡んできますが
浪人して第一志望校を狙う生徒が
年々減少している事が分かります。

安全志向

少し前までの大学受験
特に私大志望の場合は
・挑戦校
・妥当校
・堅実校
と3ランクほど受験し
実力で合格出来る
ギリギリの学校まで
チャレンジする生徒が比較的多くいました。

しかし今は
私立の合格が難しくなっている事もあり
挑戦校までは受験せず
堅実~妥当な大学を選択し
確実に合格する安全策を取る生徒が増えています。

早期決定志向

安全志向とも関わってきますが
・もらえるのであれば推薦で
・内部進学で
・国公立大学の受験は前期のみで
不合格だった場合は私立で
となるべく早く進路を決めようと
入試や決定の時期が早い方を
選ぶ生徒が増えています。

国公立大学の後期試験は3月12日頃で
転居を伴う場合、その後のスケジュールは
非常にタイトなものとなります。
また、1月中旬に始まった共通テストから
3月の国公立後期試験まで
常に受験の緊張感を保つ事は
非常に苦しいものです。

高1生の注意点

高2生の注意点は
共通テストの結果を見てみないと
なんとも言えない部分がありますが
今の高1生は既に
様々な変更がある事が分かっています。

2025年の早稲田大学入試

早稲田大学は2025年の大学入試について
現状との変更点を発表しました。
(大学入試は2年前に予告するルールが存在します)

国語の変更

全学部が国語の範囲を
新指導要領にて対応します。
旧課程の国語では
「国語総合、現代文B、古典B」だったものが
新課程対応の入試では
「現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語、古典探究」となります。

今の高1生は学校で履修している科目が出題範囲となるため
問題はありません。
ただ今の高2生以上は旧課程で学んでいるため
もしも浪人した場合は不利になる恐れがあるのです。

これについては、2025年度の入試に限り経過措置として
新課程と旧課程で共通する範囲から出題するとしています。
しかし、2026年度以降は新課程の範囲のみから出題されるので
旧課程で学んだ受験生は注意が必要です。

情報の扱い

新指導要領から科目として取り入れられた情報は
学部によって対応が変わります。
政治経済学部、国際教養学部の一般選抜では
共通テストの選択科目に
「情報」が追加されます。
政治経済学部ではさらに
“共通テスト利用入試”の選択科目にも「情報」が追加となります。

また文化構想学部と文学部の
一般選抜(共通テスト利用方式)においても
選択科目に「情報」が加わります。

その他、人間科学部とスポーツ科学部にも
「情報」が選択できる入試方式があります。

「情報」を受験科目にする場合
学部ごと、入試制度ごとに
使える・使えないが違うので注意が必要です。

入試制度が変わる学部

○社会科学部
一般選抜は現状「英国地歴」「英国数」
というスタンダードな
私立大文系型の入試を行っていますが
2025年度から「総合問題型」と「数学型」の2種類に再編成されます。

「総合問題型」は共通テストの3教科3科目が必須となり
それに加えて英語と総合問題の学部独自試験が課される予定です。
総合問題について大学は
「社会における諸課題に関する文章を読み解き
論理的思考力および表現力を問う問題とします」
としている。

もう一つの「数学型」も
共通テストの3教科3科目が必須となる事に加え
学部独自の英語と数学が課されます。

学部独自試験のサンプルが公開される予定なので
受験を検討している人は要チェックです!

○人間科学部
一般選抜は現状
学部独自試験のみの「文系方式」「理系方式」と
「共通テスト+数学選抜方式」の3種類です。

しかし2025年度から
「国英型」「数英型」「数学選抜方式」に再編されます。
いずれの方式も共通テストが必須となり
「国英型」は国語と英語
「数英型」は数学と英語
「数学選抜」は数学の学部独自試験を受験することになります。

この2学部の変更ポイントは
学部独自の試験の入試が
共通テストの受験まで必要となった事です。

○商学部
一般選抜の「英語4技能テスト利用型」が募集停止となり
「地歴・公民型」の募集人員が増加となります。

早稲田大学が方針を発表したということは
他の大学も続々と方針を発表する可能性も
十分考えられます。

どう戦っていくか?

センター試験から共通テストに変わっただけでなく
英語外部検定の利用や
新学習指導要領による問題作成
推薦定員の拡大など
変化の大きな大学入試。

知らなければならない事は
どんどん増えると共に
子どもたちの大学進学率は
上昇傾向にあります。

大学に進学するという選択肢が
スタンダートになるのであれば
大学について、入試についても
知っていなければならないという事です。

大学受験は高3生からでは
遅すぎます。

高校に進学した時点で
情報を集め
大学について知り
3年間をどんな戦略で過ごし
3年後の進路を実現するのか。

続きは②の記事で!

最後までお読みいただき
ありがとうございました!

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