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「お金」=「他人への命令券」という「紙きれ」。だから魅力的だし、だから嫌いな人もいる。生成AIのマネタイズでパロディ絵がターゲットされた理由。

「お金」とは何か?
「お金を店で出せば、食べ物が買える、何でも買える」
「日本国家への税金は日本のお金じゃないと支払えない」

だから一般人の人並みの「暮らし」がしたければ、働いてお金を稼がなくてはいけない。
「働く」ということは「他人の命令を聞くこと」であると思う。
他人の命令を聞くから、「代償(交換条件)」としてお金がもらえる。

お互いに「他人に命令できる券(お金)」を交換し合ってるのが資本主義の社会だと私は思う。

「お金(命令券)」が優れてるのは、「今、世の中に何が必要とされてるか?(需要の決定)」の権限が、国家ではなく国民に権限委譲されてること。

したがって
「俺は他人の命令なんか聞きたくない」
「俺は不器用でなかなか仕事(他人の命令にしたがう)ができない」
「俺は外国人で言葉がよくわからないから、うまく働けない」
という人は、その国で働いてお金を稼ぐのがなかなか大変。
それは国家としても困るので、「働きやすいように法律を変えたり」「もっと頑張れ!と檄を飛ばしたり、励ましたりする」。

左翼は国家に対して反発するのが仕事なので
「働かなくても生きていける権利を!(金を配れ!)」と言ったりする。
「お金なんか刷って配ればいいんだよ!」とも言う。

右翼や保守は「我慢して汗水たらして働け!そのかわり働く者にはお金をやるし、よくやったとほめてやる!」と言う。
与党であり右翼保守である自民党が「汗水たらして働く者には恩恵を与える」とやる理由はそこだと私は解釈してる。
ロシアだってプーチン大統領は「国民よ働こう!」と言って国民を励ましてるので、「与党」の「国家を運営する責任」なんだと思う。

ところで、コロナの対策の時なんかは仕事がごっそり減ってヤバかった。
そこで政府は公共事業をガンガン出しまくって、「ベルトコンベアを眺めるだけの仕事」「大人数で並んでバケツリレー」みたいなしょうもない仕事が世の中に大量に出た。
そして、日雇いの派遣バイトもやってる自分にとってはやっと仕事が見つかって「まさに救世主」って感じで助かった。
あの自民党の対応は神対応ですばらしかったと今でも思う。そういうところが自民党はさすが万年与党で、本当にすばらしく見事な国家運営だと思う。

で、「お金(他人に命令できる券)」を得るために、「絵を書いて売る」人もいて、それが手書き絵師なわけだけど。
最近はその手書き絵師の「絵を学習して生成AIで合成して売る」というのが流行ってて。

生成AIについて思うのは、「コラージュ絵ガチャ」だよな。と、
「鉱山で儲かってるのは掘る道具ツルハシを販売する道具屋だよな」ってこと。

今、生成AIビジネスで儲かってるのは、
「生成AIで生成ガチャを1回何円で売ってる生成AIソフト会社」
「パソコンや半導体CPUを売ってる人たち」
「生成AIで金儲けする方法を教えてる人たち」
だと思う。
だからそういうの考えると、生成AIビジネスも「3D映画」みたいに途中でポシャる予感がするんだよなあ、と思う。

ポシャるきっかけは、やはり「無断学習のデーターを他人と共有するな」という法規制になるだろうなと思う。

「学習は無料!人間だって学習する生き物!」という言葉が、生成AIの界隈ではよく聞くけど、たしかに、法律でも「学習禁止の法規制は難しい」と思う。
しかし、人間は学習したデーターを「他人と共有しない」ので、そこが重要なポイントになると思う。
人間が学習したデーターを他人に渡すことを「情報漏洩」と呼ぶし、「プライバシーの侵害」とも呼ぶ。
そこのトリックに気がついた、欧州EUのAI法規制のメンバーは、頭が鋭く切れるというか、すごいなと思う。「人類の叡智」みたいな。

そうすると、パソコンCPU半導体で金儲けしてる人たちが生き残るには、「無断学習のデーターを他人と共有するな」という法規制
にどう対応するか?にかかってるのではないか?と思う

今の話題というか流行というか
「無断学習」「ディープラーニング」の特徴は
「学習結果を多くの他人と共有している」
ところなのよね。
ところが、その理屈から行くと、ファミコン通信とかの公式サイトから「ゲーム画面やキャラ設定の画像ぶっこ抜きで無断学習」すれば、やりたい放題できるはずなんだけど、最近流行の生成AIのソフト会社は「それはやらなかった」。
なぜか「アニメ漫画の二次創作のパロディ絵、海外で言うファンアート絵、フェアユース、死人の写真」などの著作権が曖昧なものを無断学習のターゲットとして選んだ。
たしかに、ビジネスとして何かしらの思惑があったのだと思う。

話を最初に戻すと、そういう「パロディ絵などの著作権使用料などのお金が発生するか曖昧なグレーゾーン」を無断学習のターゲットとして、生成AIのビジネスが選んだというのが、最近の流行の肝だと思う。
なぜ公式の絵を無断学習しなかったんでしょうかねw?

だから、たぶんどこかで「ポシャる」と予感してる。


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