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「19歳までに手に入れる7つの武器」を読んで

僕は変われたと思う。
樺沢先生の本を読んだことがきっかけだ。

中学2年生の僕が、「19歳までに手に入れる7つの武器」にあることを実践したことをまとめてみた。

■スマホとの付き合い方を見直し体を整え、コントロール力をつけた(第1の武器・第3の武器)
僕は、小学6年生の卒業式前からスマホを持ち始めた。最初は扱い方が難しかったが、半年で慣れた。使い方が分かると楽しくなって使用時間が長くなっていった。30分程度だったのが、1時間、1時間半と少しずつ延びていった。YouTubeのショート動画は気軽に見ることができ次々とスクロールしてしまい、いつの間にか時間が経っていた。
一年もたたないうちに体の一部のようになっていた。車の移動中も部屋からリビングに行く間もごはんを食べる時も寝える前も起きた後も常にスマホをさわっていた。
しかし、「スマホが脳と健康を破壊する」(123ページ)にあるように、スマホの長時間の使用が集中力の低下、睡眠不足、成績が下がる、メンタル疾患のリスク、依存症を引き起こすということを知った。「スマホながら勉強と学力の関係」(125ページ)を見て僕は『ヤバい!』と焦った。僕はスマホの使い方に疑問を持ったことがなく依存症だと思わなかったが、自分の使い方は依存症レベルだと分かったのだ。何とかしなくてはと思いスマホから離れる決意を固めた。
まず、寝る前にスマホを自分の部屋に持ち込まないことから始めた。スマホをリビングに置いておいた。そうすると、良く眠れて目覚めが良くなった。今は、毎日8時間は寝ている。
その後、スマホの使用時間を2時間以下にチャレンジしてみた。スマホ利用は2時間以内が安全とされているからだ。(121ページ)このチャレンジに驚くほど効果があった。チャレンジして一週間ぐらいで変化がでてきた。スマホがなくてイライラすることは減っていった。スマホを使わない時間にいろんなことができると知った。部活の自主練をして技ができるようになった。公園に行ったり、家族でカードゲームをしてリアルの経験が増えた。楽しさを感じるようになった。
その後、勉強への集中力が上がってきた。勉強が分かることが楽しくなってきた。小テストで5番以内に入れたことが小さな自信になった。勉強を続けて、定期テストで5カ月前に比べて、合計110点上がった。こんなに上がるとは思わなかったし、まだまだ上げたいと思っている。最近学校の友だちからは、雰囲気が変わったと言われるようになった。スマホは今も2時間以下を続けていて時間配分を考えて使うようになった。
スマホを減らして頭がすっきりするからか、考えることが増えた。僕は、もともと食べることが大好きだ。先日、初めてフランス料理を家族と食べにいった。両親が社会勉強のために連れて行ってくれたのだ。初めて見る料理にワクワクして、どんな食材が使われて、どのように調理されているのか、味わいながら料理好きな父親と話した。僕はソースの調味料に醤油が使われているのではと思い、厨房の人に聞いてみたら合っていた。合っていたこともうれしかったし、フランス料理に醤油が使われていることも新たな発見だった。

■100回失敗するということ (第2の武器)
僕は失敗をよくする。大きな挫折はないが、日常で恥ずかしい思いをすることが何度もある。
僕は「七つの武器」の中で樺沢先生が100回失敗しろというのは、失敗から工夫をしてレベルアップしていくことだととらえている。
先日、僕は消しゴムを忘れて授業で困り、周りからからかわれて恥ずかしい思いをした。もう二度と同じことを繰り返さないために消しゴムを2個持っていくことにした。そうして忘れ物をしなくなったし、忘れてきた友達に貸すことができた。感謝もされて、それ以来予備の持てる物は持って困った人に貸すようにしている。プールの授業の時もタオルを忘れてきた人に貸すことができた。

■友だちへの相談 (第4の武器)
友だちとの関係が悪くなって学校がつまらなくなった時があった。そんなときにまったく話したことがないクラスメイトに話しかけてみた。思ってたより話が合って、友だちとの関係が悪くなったことも相談できた。話しただけで、モヤモヤがスッキリした。勇気をもって人に相談するという行動をしたら、つらい状況も変えられると知った。

■友だちとの冒険 (第6の武器)
5人の友人と港へ行った。往復40キロ自転車で走った。港は小さい頃、車で連れて行ってもらったことがあり、場所は知っていた。しかし道は僕も友達も分からない。みんなで道を探しながら到着することができた。道中で美味しそうなたい焼き屋さんを見つけて食べたり、橋を渡った時に海が目の前に広がり風を感じながら渡ったのが楽しかった。無事に家にも戻り、達成感が得られた。友だちと次はどこに行こうかと相談している。

■読書をしてアウトプットを磨く (第5の武器・第7の武器)
僕はアウトプットが苦手だ。言葉が上手く思いつかず、まとまらない。アウトプットをもっと楽にできるようになりたい。そこで僕は、「3行ポジティブ日記」を書いてみて、だんだん言葉が出せるようになってきた。1か月続けてみて、周りをよく見るようになってきた。また、ここ1か月ほどは学校の毎朝の読書時間はまじめに読み、読んだ内容を友だちや家族に話すようになった。図書館にも友だちと行くようになった。
本を読んだら感想を書くとあるように今回感想文にチャレンジしてみた。自分の考えたことを言葉にするのが大変だったが、書けて嬉しかった。達成感があった。

僕は、樺沢先生の教えを実践してみて自分が変わったと感じている。チャレンジして得たものが自分の自信につながっている。こんなに変われると思わなかった。
ただ僕は、将来がはっきり決められていない。自分は何が好きで何をやりたいのか見つけられていない。これからも本の内容を実践し、自分の進む道を見つけていきたい。

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