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平成な働き方、昭和な働き方

約9ヶ月間、大きく2つの仕事を掛け持ちして働いていた
といっても複業ではなく、同じ会社内で2つのプロジェクトを担当していただけなんですが、その2つのプロジェクトの年齢構成の違いが働き方の違いになっているのに気がついたので、何が違うのかをまとめておきたいと思う

1つのプロジェクトは20代、30代中心のプロジェクト。もう1つは50代中心に定例作業を行っているプロジェクト。この2つの仕事の進め方があまりに違っていた

【20代、30代中心のプロジェクト】
チームメンバー10名程度の小さいチームで、公式のミーティングは週に一度行われている
中心は20代の入社二年目から30代が中心で50代も2名ほどいる
このチームのメンバーは普段からお互いに声を掛け合い、協力しながら仕事を進めている
困っている事があると数名が席の周りに集まり、議論しながらどうすべきかを検討している
協働が出来ているのである
仕事でなにをすべきかの目的を理解し、目標に向かい進んでいく
そこには個人の実績よりもチームとしていかに機能し、効率よく目標をクリアしていくかというRPGにも似た感覚なのかもしれない

【50代中心のプロジェクト】
チームメンバーは6名程度だが全員が50代というチームで、公式のミーテイングは週に一度行われている
仕事もドキュメントの見直しなど管理系の作業がメインとなっている
流石に何十年も仕事を続けているので内容が分からないと言われることはないが、いかに自分に仕事が回ってこないようにするか、他人はライバルで自分の成績にするにはどうしたらいいのかを考えているので完全に個人戦になる
間違いでもしようものなら、それ見たことかとあらゆる管理職にccがつけられた報告メールが飛んでいく
重箱の隅をつつきながら他人のアラ探しをするのが楽しみになっている
まさに他人の不幸は蜜の味
ドラマに出てくる世界そのもの
期限についても他人には厳しく自分には甘い
多分彼らが若かった頃、先輩にいじめられ仕事は背中で覚えろと言われて数十年が経っているので。身体に染み付いた仕事のやり方なのかもしれない
ただ、今の時代にそのやり方は通用しないので、本来は変えていくべき部分も変えることが出来ないのかもしれない

そういう意味で今の若い年代の人たちは「平成の働き方」をしていて、50代以上は「昭和の働き方」をしているといえる
多分、50代にこんな人達が多いことが「老害」と呼ばれる原因なんだと思う
それに、あと数年後には定年となり、今までは仕事だからと付き合っていた人たちが離れていくことになるだろう
そうなったときにどうするのだろうか? 会社の周りをうろついて後輩が出てくるのを待っているのだろうか? 町内会やイベントに参加して懇親会で、俺が若い頃はと武勇伝を喜んで話すのだろうか?

平成も終わるという今も昭和な働き方をしている方々には、少しでも早く時代が変わっていることに気がついてほしいです

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