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還暦になって分かった その42

「あきらめの美徳」に気が付いた。

「自分のお皿に盛られた食事は全部食べなきゃいけません」って言われたね。昔々のあの日。残したら「もったいない」って怒られて。
いやいや、全部食べなくてもいいよ。残してもいいよ。完食をあきらめても 全然いいよ。腹八分でいいよ。
自分と話せばいいのさ。
これは「あきらめ」じゃない。

「鉄棒にぶるさがりなさい」って言われたね。昔々のあの日。ケンスイできるかな?って言われて。
いやいや、無理だよ。腕だけに全身の体重がかかり、手の平に鉄の棒だけが握られて。肩も痛いし、首も痛いし。ぶら下がらなくもいいよ いいよ。ケンスイをあきらめても 全然いいよ。
自分と話せばいいのさ。
これは「あきらめ」じゃない。

「書道教室」に行ってみた。
年齢とともに人に会う機会が減ったら「今日行く」(今日行くところがある)「今日用」(今日用事がある)のがイキイキ暮らせるって。それが新しい「教育・教養」と。

だから「書道教室」に行ってみた。
行くところができて、用事ができたけど・・・・・つまらない。先生も好きじゃない。ほかの生徒たちも好きじゃない。継続するか?継続しないか?
継続は「あきらめ」よう。
自分と話せばいいのさ。
これは「あきらめ」じゃない。

還暦だもん。
「あきらめる」もやっぱり美徳さ。
これは「あきらめ」じゃない。

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