36.手相の人の様子がおかしい
私が色々と苦しむ間、時を同じくして、苦しんでいる人がいました。
それは、知人。通称「手相の人」。
当初、親切にしてくれていた彼が、急によそよそしくなり、私を避けるようになったのです。確かに、私に関わったことで、重いもの(?)背負ってくれたり、首絞められた(?)り、大変な目に合わせた。嫌われても当然か。これ以上、迷惑はかけられない。
と思った私は、もう関わることはあるまいと、これまでの感謝の気持ちを込め、彼が幸せでいられるよう、宇宙からの光を集めて、送りました(というイメージを頭の中でしたって意味ですね)。
すると、その翌日、偶然また会う機会がありました。ところが、これまで以上に、手相の人の様子がおかしい。顔を真っ赤にして、うつむいてしまうのです。なぜだ。
たまらず、私は尋ねました。「あの。どうしたんでしょう?」
「君がいけないんだぞ!」と怒られました。なぜだ。
どうやら、手相の人の夢に、私が現れ、色々とセクシーなことをしたらしい。「はあ?勝手な妄想膨らましてんじゃねーよ。えろじじい。」と思った私は、「それお前の頭の中の私で、リアルの私じゃねえから。」と怒りました。
「わかってる!」と怒鳴りかえされました。なぜだ。
困った私は、「鼻くそほじればいい?おならすればいい?」と提案しましたが、「そういうレベルの話じゃない。」と却下されます。(´・ω・`)
その時、昨夜、エネルギーを送ったことが関係しているのか?と気づき、彼に正直に話しましたが、それだけが原因ではありませんでした。
どうやら、私の手相を見た瞬間から、何故か私の瞳に吸い込まれる感じがして、下半身の震えが止まらなかったと。(これは、彼なりのデリカシーに配慮した表現だったようです…)
そして、なぜか「見つけた」と思ったらしいのです。
「はあ。だから?」
この時の私は、自分は二度と、パートナーシップを持つことはない。と心底信じ切っていたので、何を言われているのか、さっぱりわかりませんでした。
それに、手相の人は、唯一この大変な状況を話せる存在であり、関係を終わらせたくありませんでした。私にとってのパートナーシップは、「いつか必ず終わりが来るもの」と、信じていたからです。
後から振り返れば、私自身も、手相の人との特別な縁を感じ、「この人との関係は終わらせたくない」と、強く感じていたことになります。
その時の私は、「あなたのことが大切なので、失いたくありません。そのためにも、その気持ちを何とかして下さい。」と答えました。
手相の人は、「わかった。なんとかしてみる。」と言ってくれましたが、私の方でも、何かできないかと、色々と調べてみることにしました。
そして、事態は急展開を迎えていきます。
I love you.
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