3分でキャンサージャーニーコーチのことを発表し行動を促す!
4/20にがん経験者に向けた がんスピーカーズセミナー”Over Cancer Together”に参加しました。
目的
自分のがんの経験を発信し、オーディエンス(医療者・行政・がん経験者・企業など)に行動をしてもらうこと。
私は日本初のキャンサージャーニーコーチとして、医療関係者に対し、アメリカで受けたキャンサージャーニーコーチングセッションが、いかに私を「パニック」から「パワフル」な自分を変えたかを話しました。そして求めるアクションとしては、90分間の参加型ワークショップを病院で開催させて欲しいとお願いしました。
しかし、制限時間は3分のみ!
まさにエレベーターの中で出会う関係者にビジネスのプレゼンテーションをする「エレベーターピッチ」のようなものです。
学んだこと
ポイントは3つに絞る(マジックナンバー3)
最初と最後に必ずどうして欲しいかを明確に伝えて次のアクションに繋げる
聞き手は最初と最後の話しか記憶に残らない
自分の経験と話す内容が結びついた時はさらに記憶に残りやすい
専門用語を広めたいのか?それとも内容を広めたいのか?により言葉の選び方を変える(わからない言葉はそれに引っ張られて肝心の内容に注意がいかない)
グループワークで他の方からフィードバックをもらい、何にポイントを絞るのか原稿を削りに削り(これが一番大変・・・)エッセンスだけを盛り込みました。
私の発表内容
タイトル:がんサバイバーから輝く人へ
オーディエンス:医療関係者
私はがんサバイバーを、病気後に得た新たな目標に向かって人生を輝かせている人に変われるよう手助けがしたいです。私はがん経験者を対象としたキャンサージャーニーコーチです。アメリカの病院ではコーチを雇ってがんの新たな治療の一環として心理的サポートを提供しています。私は皆さんの病院でコーチとしワークショップを開催させていただき、みなさまと患者さんへ紹介したいです。
自分の経験を踏まえて、なぜコーチングが必要なのか3つのポイントを話します。
1 長期化したキャンサージャーニーを支える体制がない
脳はわからないことが多く、脳腫瘍患者の多くは治療後何年経っても困っていることがあり長期的に支える体制がありません。
2 成功の鍵は多職種の横軸連携
同じ目的のために働いている医療機関内外の多職種の方がチームを組んで情報とサポートを届けることができたら、患者が動き回って探す負担は軽減されます。また、全国に分散している専門家の叡智を集結することでお互いのスキル向上やネットワークが広がり、結果的に患者へ還元されます。
では、患者のQOLを上げるにはどうしたら良いでしょうか
3 自分で決めること
カリフォルニア大学サンフランシスコ校 脳腫瘍センター(UCSF)でキャンサージャーニーコーチングを受け、自分の身体、心、生き方全てに対して選択肢があることを気づきました。「パニック」状態から「パワフル」な自分へ変化しました。そしてアメリカからコーチの資格を取りました。ありのままの自分が求める選択へと変えていけば、QOLは確実に向上します。
これを実現するには皆様の協力が必要です。
私は皆様の所属機関で90分間の参加型のキャンサージャーニーコーチングのワークショップを開催させていただきたいです。がんサポーティブケアのイノベーションを一緒に起こしませんか?興味があれば、名刺に記載のメールアドレスへご連絡ください。
最後に30人を超える他の参加者前で発表をして1日のセミナーは完了しました。
同じグループの方々を始め、参加者皆さんの熱い思いを感じ、インスパイアされました!
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