和歌アーカイブ 2021.09.17-19
Twitterに投稿した和歌を、こちらのnoteにてアーカイブ化していきます。
不定期更新となるかとは思いますが、今後も同じようにnoteを使って和歌を記録していけたらと思っております。
[初秋] 2021.09.17
はや来にし秋の心のかなしさよ ほの吹く風にひくらしの声
[台風と月] 2021.09.17
野分してしをるる葦の節の間にほのぼの霞む岸ぎはの月
[台風] 2021.09.18
晴れにけり野分やいづこ久方の雲居をわたる秋風の声
[寄月述懐] 2021.09.18
道絶えばそのゆく末やいかならむ月よりほかに問ふものもなし
[夕景] 2021.09.18
夕暮れのかぎろひの影ほの見えてしづけくさゆる山の端の月
[夕景] 2021.09.19
かぎろひの影さへ澄める夕暮れにそよ吹く野辺の秋風の声
*「かぎろひ」は本来朝の陽光を表す語ですが、
ここでは単に陽光の意味で使っています。
[夕景] 2021.09.19
秋風のそよ吹く野辺をながむればたなびく雲に夕月の影
[寄夕景述懐] 2021.09.19
夕な夕な身にしむ秋のさびしさにひとりしぐれの朱色の空
[寄月述懐] 2021.09.19
答へかし 雲間にさゆる夜半の月 わが寂しさの果てやありなむ
* 2021年の十五夜は9月21日(火)です。
3日で9首の詠歌でした。以前に比べかなりスローペースになったなと感じます。
第一歌集をいち早く世に出すためにも、もっと多くの歌を残してやらなければなりません。もっと頑張っていこうと思います。
2021.09.20(月) 御茶ノ水 啓太郎
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