チェパンの近況
ご無沙汰しております。
『チェパン給食プロジェクト』リーダーのチェンです。
皆様のご支援により始めることができた『給食プロジェクト』も、開始から1年が経過しました。1年前の2021年1月16日、チェパンの村人からは感謝のメッセージや給食、子どもたちの様子が次々と送られてきました。「こんなときでもできることあんねんなぁ」と思ったのを覚えています。
ここからは、チェパンの近況に関してです。生徒は全部で25人いますが、一人残らず来ているようです。1年前のような「鼻水っ子」はおらず、健康状態も良いそう。1〜3年生全員が学校に来るため、教室はパンパンなんだそう。大きい部屋2つとキッチンを使って授業をしているそうです。
家でシャワーを浴びることができない子は、学校でシャンプーを使って頭を洗っているそう。また、農業に関しては「あまりうまくいっていない」とのこと。手がかからない野菜は実がなっているものの、水を引っ張ってこれなかったり、気候的な問題があるそうです。
チェパンにある学校は1〜3年生までなのですが、4年生以降は少し遠いところにあります。そのため、進学する意思がある子どもは少なく、入学金などお金もネックになっているそう。チェパンにある学校はマンモス校ではないため、政府からの支援も入りにくいそうです。
ざっとチェパンの近況についてお話ししました。ここからは、今後の関わり方についてです。DREAM-Hackの解散に伴い、BIKAS COFFEEスタッフに本プロジェクトを引き継ぐこととなりました。現時点でチェパンの人々は生活を維持するのに精一杯で、村を良くしていこうというモチベーションにはまだ繋がっていません。村人自身が取り組むアクションを、これからはつくっていく予定です。
最後に、僕チェンからの想いをお伝えさせてください!
まずはみなさん本当にありがとうございました!今回のチェパンでの取り組みは、みなさんの気持ちがなければ絶対に成し得なかったものです。本当に感謝しています。
一方で「責任」という言葉の意味も痛感しました。何かを始めるとき、もしそこに自分以外の誰かが関わっているなら、その全てを自分が背負う覚悟を持って始めないといけない。そこまで重くなくとも、ある程度の「覚悟」は必要だと感じました。もちろん全ての場合に当てはまるわけではありませんが、責任を持って始める、責任を持って終わることの大切さに気づきました。
チェパンでの給食プロジェクトは、これからも形を変えて続いていきます。
今後のチェパン、ネパールのBIKASを祈って。
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