ヒトと繋がるネパール
こんにちは。渉外部のサミルです。
先日、2021年6月1日をもって、DREAM-Hackは3周年を迎えました!3年間ワクワクできたのも、これからさらにワクワクできるのも、日々応援してくださる皆様がいてこそです。本当にありがとうございます!
代表理事の菅からのご挨拶もございます!
こちらも是非ご覧ください!
僕がDREAM-Hackのプログラムでネパールへ行ったのが、2019年9月。ですので、僕がこの団体と関わりを持って今年で2年です。
今はこうしてスタッフをやっていますが、現地に近い立場から、国際協力について思うことをお話ししていこうと思います。
国際協力がしたいわけではない
この2年ネパールに関わっている中で、
最も強く感じていることです。
「国際協力」と聞くと、
「支援」「援助」「人助け」「国際交流」
などのワードが浮かぶかと思います。
DREAM-Hackがやっている活動も、
このワードに紐づくでしょう。
ですが、僕らがやりたいことは別にあります。
DREAM-Hackが関係を持っているネパールの人達と
一緒にワクワクすることです。
例えば、バセニタールプロジェクト。
バセニタール村の人達が、村の発展を見据え、
未来に希望を抱いて行動しています。
僕は、村の人と一緒に踊ったり、焚き火を囲んだり、お酒を飲んだり...
そうしてる間に村の人達と何かが繋がって、
「村の人達の希望が実現する未来を一緒に見たい」
そんな思いが生まれました。
その思いは、
一緒に過ごした濃い時間があったからこそ、
生まれたのだと今では思います。
こんな風に始まったのが
バセニタールプロジェクトです。
特に「何かの課題を解決してあげよう」
なんてそこまで考えていませんでした。
言ってしまえば、僕は、
貧困問題とか、環境問題とか、人権問題とか...
なにか特定の問題に興味があるわけではありません。
繋がっている人みんなと、
未来へのワクワクを感じ続けたい。
それは、
僕がワクワクを感じ続けたいからでもあります。
もし、入口が「課題解決をしたい」だったら、
ネパールの人達とこんな風に繋がれなかったでしょう。
村の課題を聞いて、それを解決して終わり。
それだと、その後行くことがない気がします。
課題解決がしたければ、それでもいいかもしれません。
しかし、DREAM-Hackが、渉外部が、僕が、
やることはそうではありません。
ネパールの人達との繋がりのもと、
ワクワクする未来を描き続け、実現し続けるんです。
僕らのネパールはヒトヒトベース
いきなりやって来て、
「なにかサポートして欲しいことはありますか?」
「食糧がない?じゃぁ、サポートするよ。」
これは、僕の一番やりたくないやり方です。
僕らにはカウンターパートのゴクールさんがいます。
母国が大好きで、愛をもって人と接している人です。
そして、僕らとゴクールさんの間には、
愛があり、信頼があります。
そんなゴクールさんは、
包み隠さずネパールを見せてくれて、
色々な人たちに会わせてくれます。
僕らはそこで、
みんなと一緒に飲み、食い、歌い、踊り、
火を囲み、いつの間にか仲良くなりました。
これからも、そんな仲間が増えることでしょう。
こうして心通ったネパールの人達に、
夢や希望、ありたい姿があるなら、
その夢への道に寄り添う存在でありたい。
夢への道を切り拓く存在でありたい。
だから、僕らがやってる活動は、
国際協力などと表現できますが、
繋がりのある人たちとワクワクしているだけです。
彼らと近い距離感にある僕らだからこそ、
一緒にできる話があるし、気づきがある。
そうして繋がった大切な人だから、
何か困っていたら助けたいし、支えになりたい。
もちろん、生命に関わるような緊急事態では、
「繋がり」の有無に拘わらず、
「人道的」に動く必要があります。
また、日頃、地球や人類を想って活動している方を
とても格好良いと思うし、尊敬します。
でも僕は、そんな格好良い人間ではないので、
繋がっている人にとっての優しさを考え、できるだけのことをやるだけです。
ネパールと聞いて浮かぶ景色や言葉は?
僕は、ゴクールさんやDREAM-Hackと廻った
各所の人達と料理が浮かびます。
DREAM-CARAVAN・各スタツアに参加した方は、
きっと、交流した人の顔や大自然が思い浮かぶのではないでしょうか。
もし、まだ行ったことがなければ、
是非ネパールへ行ってみて欲しいです。
というか、
僕らと一緒にネパールへ行きましょう!
ネパールでは、
雄大なヒマラヤ山脈や大自然に囲まれ、
ゆったりとした時間の中で人々が暮らしています。
僕らの生活と比べる必要は一切ありません。
可哀想バイアスも要りません。
可哀想な国だからなにかしてあげなくちゃ
と思い立って行くのではなく、
普通にネパールへ遊びに来て欲しい。
そしたら自然と誰か大切な人ができると思います。
皆さんがネパールにどんな印象を持つのか、
どんな繋がりができるのか、とても楽しみです。
さいごに
幸運なことに、
日本でも沢山の人と仲良くさせていただいています。
これからも、みなさんと、色々なワクワクを共有していけたら嬉しく思います。
コロナが落ち着き、ネパールへ行けるようになったら、是非スタツアや観光に行きましょう!
NPO法人DREAM-Hack 渉外部
安田 拓歩 (Samir)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?