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選択肢は1つじゃない。新卒で入社した大手企業を退職して感じたこと

こんにちは!
DREAMERS COFFEEのKoheiです。

この記事は、2018〜2020年のことを振り返って2023年9月に執筆しています。

ぼくが過去にした経験、またその経験から感じたことが誰かにとっての気付きとなり、少しでも良い影響を与えられたのなら幸いです…。


新卒で就職した先は?

ぼくは、2018年の3月に福井大学の工学部を卒業し、4月から地元(愛知県)の自動車部品メーカー(住友理工)に就職しました。

就職した企業は、従業員が3,000人以上と大きな会社でした。大学のOBを通して知った企業で第一希望だったため、就活自体はうまくいった方だったと思います。

海外にも拠点を構えていたため、きっとこれから世界に活躍するカッコイイ社会人になれる!という期待と、少しの不安を抱きながら新生活がスタートしました。

大手企業へこだわった理由

ぼくの地元は、クルマで有名な愛知県豊田市。だから父親を含め、身近な大人の多くはクルマ関連の仕事をしている。

そんな環境で育ったぼくにとって、クルマ関連(大きな企業)に属すことが正解だと思っていた。なぜなら、クルマ関連の仕事に就いていれば給料も福利厚生も間違いなく、安定した生活ができると知っていたから。

そのために、なるべく良い大学(偏差値の高い)を卒業した方が良いし、理系(工学系)の方が就職しやすいと考え進学した。特に何か学びたいことがあったわけではない。

子どもの頃には口にしていたし、抱いていた夢は、年齢を重ねるごとに、いつの日か口にもしないし、抱かなくなった…。ただ目の前の現実を見て、安定することばかりを考えていた。

決して、夢を抱いていないことがダメなわけでもなければ、現実を見て安定することばかりを考えることが悪いわけではない。

ただ、そういう思考を持った当時の自分にとっては、大手企業へ就職することが幸せになるための選択肢であり、人生を豊かにするための手段だったのだと今は思う。

理想とのギャップに悩む

就職してちょうど慣れてきた頃(1年目終わり〜2年目はじめ)、少しずつ社内のことも分かってきて、余計なことまで考えられる余裕ができるようになりました。

すると、就職前に想像していた理想と現実にはギャップがあり、違和感を感じるようになってきたのです。

生きている時間の大半が仕事、仕事、仕事で、「自分は何のために生きているのだろうか?」「何のために働いているのだろうか?」そう思うようになったのです。

学生時代には、残業があっても稼ぎが良いのであれば良いと思っていた。しかし、実際に四六時中働いていて、自由な時間がなくなると考えは改まる…。

価値観というものは日々変わっていくもので、生身でもって経験するとよりいっそう変わっていくものだと思う。

給与や福利厚生は、周りの同年代と比較すれば確実に良い方ではあったが、「この場所で、この働き方で、生涯過ごすことが本当に幸せなのだろうか?」自問自答する日々は続いた。

「せっかく大手企業に就職したのに辞めるのはもったいない」とか、「3年は勤めるべきだ」とか、「やりたいことを見つけてから転職すべき」とか、世間の一般的な考えにも悩まされた。

悩みは尽きないもの

いろいろ悩んだのだけれど、誰かに話したところで、悩みを聞いてもらったところで解決する話でもなかった。

今抱えている悩みは、何かを決断して行動すると、また違う悩みに変わっていくのだと思った。

だから、今悩んでいることは、新しい行動をすることでまた違う悩みに変わる。悩みとは一生尽きないものなんだと思う。

そう思ったら、とりあえず今、自分が思う最善の選択をしてみた方がいいのではないのか?そう思ったのです。

その結果、ぼくは2020年の8月いっぱいで会社を退職した…。

そして、選んだ道は転職でもなく、個人で働くという選択肢でした。

当時は、組織で上司から言われたことをやり、生活の大半を拘束される働き方は自分にとって合わないのかもしれない…そう感じたのです。

選択肢は無限に存在する

実際に会社を辞めてみて思うことは、もちろん良かったことだけではない。もう少し〇〇しておけば良かったな…そんなことも多くある。

けど、後悔しているか、していないかで言うと、後悔はしていない。

なぜなら、たくさんの学びと経験、人脈を得られたり、新しい世界を知れたからだ。そして、今では選択肢が無限にあると思えるから悩んでもすぐに行動へ移せる

会社を辞めたから、転職したから、と言って死ぬわけでもないし、不幸になるわけでもない。むしろ何千・何万社とあるうちの1社目から自分に合う働き方を見つけることの方が難しいのではないか…。

また、他人から話を聞くのも良いが、他人から話を聞いて間接的に外の世界を知ることはできても、実際に自分の目で見て、生身で体験してみると、また感じ方は異なる。

感性は人それぞれに異なるもの。だから実際に行動し自分で経験してみることでしか本当の世界は認識できない。

死ぬこと以外かすり傷」という言葉があるように、死ななければやり直しもできるし、自分がした行動の数だけ選択肢は増えていくと思う。

何が正解で、何が不正解なのか、それは後から振り返ってみたときにしか分からないと思うし、そもそも正解や不正解はなくて、選んだ道を信じて進むことこそが生きることなのかもしれない。

どんな選択をしても、自分が選んだ道ならそれを信じて進むべきです。自分の人生は自分のもの。

ぼくは、そう思いながら、これからいろんな選択をしていきます。

DREAMERS COFFEE
Kohei

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