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ダイジェスト動画の制作プロセスと、動画制作初心者が学んだこと

以前イベントのダイジェスト動画を制作したのですが、その時のダイジェスト動画の制作プロセスと、動画制作初心者が学んだことを5つ、今回ご紹介したいと思います。
複数人で動画制作をする時に注意したほうが良いことなど、他の動画制作にも通ずる発見がありましたので是非ご覧ください〜!

制作の流れ

制作した動画は「Shopらん/店舗matic」のユーザーさま同士が交流するイベントストコミュ!のダイジェスト動画でした。このイベントは定期的にオンラインを中心に開催されており、製品を用いた工夫やアイディアなどリアルな意見交換が出来ます。
ダイジェスト動画ではストコミュ!の
・イベントの内容と雰囲気
・参加することのメリット
・参加者同士の小規模で密接な関係性
が伝わることを目指し3人で制作を始めました。

20210507note_ストコミュの話13

1 リサーチ

まず最初にYouTubeなどでどんなダイジェスト動画があるかをリサーチし、各々が良いと思った参考動画を共有しました。

この時は「動きがかっこいい」「構成がいい」「ピックアップしている内容・素材がいい」「ワイプの見せ方がいい」などの観点で集めていたため、クールなテイストのものが多く集まりました。
それも良かったのですが、ストコミュ!の明るく楽しい雰囲気とは乖離が発生していることに気がつかず、その後の制作では参考動画の雰囲気に引っ張られてしまいました。
なので動きや構成とは別にテイストやイメージを先に決め、その後に参考動画やイメージを調べた方が良かったと反省しています。
目指すテイストを制作メンバーの中で共有すると、一本の動画を複数人で手分けして作ってもデザインのトンマナを合わせやすいのではないかと思います。

20210507note_ストコミュの話12

学んだこと①
一番最初に目指す動画の「テイスト」を決めておくと複数人の作業でもトンマナを合わせやすくなる。
(特に初心者は参考動画の「動き」や「構成、内容」と「テイスト」を切り離して見ることを心がけると良さそう)

2 素材の把握

次にイベントの録画データで使いやすそうな素材の把握を手分けして行いました。

この時に具体的にイベントの内容が伝わる場面だけでなく、「頷いている人が映っている」や「人の笑い声が入っている」など動作や声のみが使えそうなものも合わせて把握しておいたのですが、こういった素材を上手く活用するとイベントの雰囲気がより伝わる動画が作りやすかったです!
例えば誰かが喋っている後ろに笑い声を乗せるとそれだけで楽しげな雰囲気になりますし、深く頷く人のカットを後ろへ差し込むと真剣に話を聞いている雰囲気を伝えることができます。

学んだこと②
声や動作のみの素材も組み合わせることで、より伝えたい雰囲気が演出しやすい。

3絵コンテ & 4素材選定

絵コンテでは最初に大まかに伝える内容をいくつか決め、全体の流れを作りました。その後シーン毎に詳細なテーマ(伝える内容)を設定し、使うビジュアル(素材)を選びました。

この「シーンテーマ」というものを初めて知ったのですが、超重要でした。
これを設定しておくことで、どの素材がどのシーンに適しているのかが分かりやすく、素材の差し替えが発生した時も対応しやすかったです!
また絵コンテの確認出しをした時も、そのシーンの必要性とその素材を使う理由がスムーズに相手へ伝えることができました。

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学んだこと③
シーンテーマを設定しておくと、素材の差し替えが発生しても代わりの素材を見つけやすく、確認出しの時にも相手へスムーズに伝わる!

5動画コンテ & 6動画制作

絵コンテが完成したら、次は実際に素材や文字をAfterEffectに配置する動画コンテを作成します。動画コンテで秒数やシーンの順番、内容が問題なさそうであればいよいよ動画制作に入ります。
そしてアニメーションやデザイン、音声やBGMの調整など細かい部分を詰め、レビューと修正を繰り返してブラッシュアップしていきます。

AfterEffectsの操作がおぼつかないゆえに、1から素材を組み立てて動きをつけるのは難易度が高く、時間もかけてしまっていました。
そこでお世話になったのがアニメーションの素材サイトやYouTubeのチュートリアル動画です!
アニメーションの素材は色の変更やエフェクトを追加などで、デザインのテイストを合わせることができますし、チュートリアル動画を参考に自分で作ればアニメーションの付け方を理解でき、欲しい素材が作れるようになります。
どちらも利用することで動画のクオリティが上がるだけでなく、勉強にもなることを実感しました。

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学んだこと 
チュートリアル動画や既存の素材に頼ると、動画のクオリティアップ&勉強になる。

また動画制作中は自分の作業に手一杯になってしまい、レビューまで手が回らなかったことも反省点でした。(特に締め切りが近づくほど…)
レビューだけをする時間を作るか、制作メンバー以外にもレビューを頼んで、定期的に客観的な意見を貰いブラッシュアップを繰り返す形が良いかもしれません。

学んだこと⑤ 
レビューすることに専念する時間か、レビューしてくれる人を外部に作る!

おわりに

今回はダイジェスト動画の制作プロセスと、動画制作初心者が学んだことを紹介しました。
この動画を制作して以降、グループ内で週に1回動画に関してリサーチや共有をするわいがやをするようになったのですが、日々のインプットや動画編集ソフトに触る時間の積み重ねが、動画の制作や編集をする上で重要だと身に染みて感じています…。
次回動画制作をするときまでには、技術とレビューの目を磨きたいです。
読んでいただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう🐶

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