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デザインディスカッションをmiroでしてみた 〜リモートワークでのコミュニケーション〜

こんにちは、ドリーム・アーツのデザイナーです🐱
気付けば8月も終わり、9月に入ってしまいました…

以前8月にTwitterでも投稿したのですが、UXデザイン推進グループ内ではmiroを使ってリモートでも活発にデザインの分析やコミュニケーションをとっています!

リモートの状況化で複数人でデザインの分析って難しいことこの上ないのですが、ドリーム・アーツのデザイナー流のmiroの使い方から、なぜmiroなのか?具体的にどんな分析をしていたのか?など、ツイートの字数制限により多く語れなかった部分についてをフォーカスし、この記事ではお話しできたらと思います✨

🔍 そもそもmiroとはなんぞや?

一言で説明すると「miroとは複数人で共同編集できるデジタルホワイトボード」です。
「miro」をご存知の方も、そうじゃない方もいらっしゃるかと思います。
これだけ聞くと「他にもデジタルホワイトボードのサービスっていっぱいあるけど、なんでmiroでデザイン分析?🤔」と思われるかもしれません。

miroを使う良さは主に2つあります。

アートボード 48 のコピー

1. ユーザーの位置が可視化されている
miroではユーザーの位置がカーソルで表示されるんです!
なので、今誰がどこを見てるのか?何について話しているのか?が一目で分かります。

2.多種多様なテンプレート
分析の助けになるのがテンプレートです。
すでに何パターンもの軸のフォーマットが用意されていて、すぐにワークスペース上に生成することが可能です!

👉miro公式サイトはこちら

👀 なぜデザインの分析をするの?

デザイン分析をする理由なのですが、
💡グループ内での意識・デザインの感覚の共有とすり合わせをする
💡他サービスと比べて今の自社製品の強みや弱み、立ち位置など現状の把握
💡これから目指すデザインの方向性を考える
(もっとこんな雰囲気のデザインにしていきたい、もっと画面の文字量を減らしていきたいなど)
💡他サービスの良い部分、悪い部分とその理由などのインプット
などが主な理由です。
そのためにどんなことをグループ内でやっていたのかを紹介したいと思います!

👩‍💻 具体的にmiroで何をやっていたの?

大きく分けて4ステップの段階で、miroのデザイン分析を行っていました。

アートボード 48

1. 他企業のサービス調査
競合他社の製品や、気になった製品を調査します。
調査した内容はmiroの付箋ツールで画像と一緒に記録します📑

スクリーンショット 2020-09-03 14.09.30


2. 分析軸内に配置&分析

miroのグラフ作成ツールで、いくつかの分析軸を用意して、調べたサービスがどの立ち位置なのかを考え、チームで感覚をすり合わせしつつ配置していきます📍

スクリーンショット 2020-09-03 14.21.59


3. 現状自社製品の立ち位置把握

その後「現状の自社製品デザインが軸の中のどこに位置しているのか」をメンバーがそれぞれカーソルで「せーの」で指差します👆
何故そこを指差したのか?他の製品と比べて今の自社製品がどうなのか?などを話し合い、今の現状をグループ内で認識合わせします。

アートボード 50


4. 未来的にどうなりたいか?
現状の立ち位置を把握した上で、今度は「自社製品は今後どんな立ち位置になりたいのか?今と比べてどんな方向性のデザインにしていきたいのか?」をまたそれぞれがカーソルで示し、話し合いを行います。

アートボード 50 のコピー

このようにmiroを使いつつ、全体を見て、他のサービスのデザインと比較しつつ俯瞰的な分析をしています✨

👆 「せーの」で指差し最強説

上記のステップ3&4にも記載の通り、軸の中で自分がここだと思うところを、グループ全員で指差してディスカッションすることが度々あったのですが、この「せーの」で指差しが最強なんです👊
みなさんリモートでも対面でもディスカッションをしている時に「発言の順番によっては意見を寄せたり、引っ込めたり、人の意見に左右される場面」に遭遇したことありませんか?
しかしこのやり方では一斉に指差すので、それぞれが感じていた意見をストレートに表現でき、そこから意見交換することができます。
また簡単で視覚的にそれぞれが自身の考えを表せるので、それぞれの意見を引き出しやすく、数値では表しにくいメンバーのデザインの感覚を共有できるやり方でした。
この「せーの」で指差すというのはリモートでも、対面のディスカッションでもどの場面でも通用する仕組みなのではないかと思います。
今後のディスカッションにも上手く組み込んでいけたらと思います😊

今回はmiroを使ってデザイン分析をするメリット、ドリーム・アーツのデザイナー流デザインの分析の仕方などにフォーカスした内容でした。
💡 このデザインの分析詳細内容
💡 分析が最終的にどんな形でまとまったのか!?
などはまた今後の記事で随時紹介していくかもしれません🤫
是非お楽しみにしてください〜

それではみなさん、また再来週お会いできるのを楽しみにしてます!