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地域の方々とまもる地域住民の健康 【まちの保健室】という活動

コロナ禍、長らく休止していた兵庫県看護協会の【まちの保健室】活動が少しずつ始まろうとしています。

私はこの活動のコーディネーターとして、ここ2ヶ月ほど少しずつではありますが各拠点のご担当者と再開に向けての話し合いを始めています。


まちの保健室活動とは、阪神淡路大震災後の仮設住宅や災害復興住宅に看護協会の会員であるボランティアナースが訪問して地域住民の健康相談をしたり、困り事を拾い上げてしかるべき部署に繋いだりするところから始まった活動です。

これまで20数年間、兵庫県看護協会はとても積極的に活動をしてきました。

震災をきっかけに始まった活動ですが、年々目的は少しずつ変化し、超高齢社会の地域のお年寄りの健康相談や認知症相談、核家族化で悩みを相談する機会が減った若いお母さんの子育て相談など地域ごとの課題に応え、地域に根ざした保健室活動をしています。

活動しているのは看護協会の会員非会員を問わず登録していただいた看護職で、全員ボランティアです。
血圧や体組成計で計測をしたり骨密度や血管年齢を測定したりし、その結果をもとにお話ししたり、日頃気になっているけどお医者さんに聞くほどでもない、というような悩みを聞いたりします。

地域の皆さんが支払うお金は一切ありません。

COVID-19感染拡大期は、地域の皆さんも病院勤務者がボランティアで地域に出てくる危険を犯すなんて…という考え方の場所もあり、また病院的にも看護師を地域に派遣できない状態が続き、長らく休止に追い込まれていました。

それが今年の10月くらいから少しずつ再開の兆しが見え始めているのです。

今日伺った場所はとある商業施設です。
地域に根ざした商業施設の担当者さんが周辺住民の方の健康に寄与する活動を再開したいと希望され、その想いに我々看護師がご一緒したいとお応えしました。

店長さんはじめ3人の担当者さんが会議に同席してくださり、【地域の方にお買い物のついでにまちの保健室を楽しみにいらしていただきたい】【そこで健康の不安を少しでも解消したり、家から出てきて話をするだけでも心の健康につながるから】と熱い思いを話してくださいました。

話し合いが済んで帰宅したら早速来年開催する予定の【まちの保健室】のチラシが出来上がったとメールで送ってくださっていました。

この、コロナ禍の前後で担当者さんの異動もあり、こちらも協会の委員の交代もあり(私たちコーディネーターに任期はないのですが協会の委員さんには任期があるのです💦)開催の仕方もニューノーマルで一から作り上げる形にならざるを得ないはずなのですが、皆さんのキラキラした瞳、覇気のあるお声、地域の方を思うお気持ちがビシバシ伝わってきて話がとんとんと進みます。

新しいオミクロン株がどれほど怖いのか、どれほど伝播するのか…
これからどんな対策が新たに必要になるのか…
感染再拡大となればまた休止に追い込まれるのか…

それらは未知の状態ではありますが、それでも地域の皆さんと我々専門職が手を携えて地域住民の心身の健康に寄与したいと願えることはとても嬉しいことです。
笑顔が増えることなんです。


怖いのはコロナだけじゃありません。
私たちが大切に護りたいのは、人々の笑顔。

少しでも多くの人にとって「今日も良い日だった」と思っていただけるような日々を、心身の健康の観点からお支えすることができれば、と今年度はあと4ヶ月ほどですが今からでも少しずつ再開を模索していきます。

たくさんの笑顔に出会える日を楽しみに。



最後までお読みくださりありがとうございました。

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地域の保健室をしつつフリーランスとしてお仕事している笑顔大好きな【なつまま】が、重度障害であるアンジェルマン症候群のキュートな娘との豊かな生活と、医療や福祉について思うこと、日々の小さな気づき・感動などを綴っております。

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