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君なんて、どうでもいいよ



なかなか寝付けない夜。

どうせ寝付けないのなら、
《貴方》のことを、とことん考えて、考えて、
寝落ちしてしまおう。

朦朧とした中で書くから、文章が変だったりするだろうけど、スルーしておいてください。




私は、貴方が好きでした。

私から見えていたのは、彼の上っ面だけだろう。
貴方の根底を知るには、もっと仲良くならなきゃいけなかっただろうし、貴方を知れる立場ですらなかった。


今から1年と数ヶ月前。
差し入れというていで、貴方にバレンタインチョコを渡した。


私が勝手に「絶対喜んでくれるな」と思っていたから、心臓壊れそうになりながら渡した時、
あまりにも私との温度差がデカすぎて、勝手に傷ついてしまった。
きっと、貰い慣れているのだろう。
あるいは、くれることを予想していたのかもしれない。


「あぁ、ありがとうございます」

あまりにも、あっけらかんすぎた。
別に告白した訳じゃないのに、その声の冷たさで振られた気分になり、それ以来会うのをやめた。
私が会いに行かなければ、会うことはないのだ。
文字では伝えられないのがもどかしいが、本当に、いつもの優しい声ではなかったのだ。

なぜ声が冷たい、あるいは冷たく感じてしまったのかは、未だに謎だ。



とある友人には「美容師に恋とか馬鹿じゃん。
彼らはビジネスの世界で生きてる」と言われた。

友人の言ってることは合ってると思う。
でも、そうじゃないんだ。



私が、勝手に好きなんだ。
わかっているから止めないで。



そんなことを思ってから、あっという間に1年以上経ち、今に至る。今現在、好きな人はいない。
勉学に追われ、恋愛する余裕も無い状況だ。


私は、あの人が好きだった。
あの人がいたから、大嫌いな発表も、大嫌いな注射(コロナワクチン)も乗り越えられた。

当時は、あの人の存在がとても大きかった。
私を動かす原動力だった。
今でもこうして思い出すのだから、相当好きだったんだと思う。


叶わない恋は、心を少しづつ壊していく。
好きになればなるほど、相手に勝手に期待して、勝手に傷ついて、身勝手になっていく。
そんな醜い自分になるのも嫌だし、依存していると自覚するのが嫌だった。


だから、自分を洗脳するために、
吐き捨てるように言った。


あぁ、君なんてどうでもいいよ。
最初から好きじゃなかったよ。


忘れさせてよ。






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