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6-3 体力をつけるために運動をした方がいいと聞きましたが、発作が起こらないか心配です


ぜん息の患者さんが運動をすることで

咳やぜん鳴、呼吸困難などのぜん息発作が起こることを

「運動誘発ぜん息」と言います。



乳幼児の場合は

   激しく泣いた時、

幼児では

   公園を走り回ったり大はしゃぎしたり、大笑いしたりした時

就学児では 

   体育の授業部活動休み時間の遊びの時に

運動誘発ぜん息が出ることがあります。



運動誘発ぜん息は

ぜん息の重症度が高いほど

また

ぜん息のコントロールがうまくいっていない人ほど

起こりやすく、

重症度やぜん息コントロール状態をはかる目安にもなります。



逆に言うと、

コントロールがうまくできて入れば、

運動をしても発作は出ない

ということになります。



運動誘発ぜん息があっても、

運動前に適切は予防方法をとりながら運動を続けることで、

ぜん息の発作自体が起きにくくなり、

コントロール状態がアップしていくことが分かっています。


そうなると、

さらに強度の強い運動ができるようになる!

という好循環が生まれるわけです。


少しずつでもいいので

ぜひ発作が起きない程度の強さの運動を

定期的に続けていきましょう



<参考資料>

「ここが知りたい小児ぜん息Q&A(環境再生保全機構)」

https://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/00/archives_915.htmlhttps://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/00/archives_915.html


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