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年齢という常識的価値にふりまわされない

以前、
「親戚の60代の女性が、結婚したんです」
と話された女性がいました。


私が「素敵ですね!」
とお返事をすると
彼女は
「とんでもない。とっても恥ずかしいんです」
と答えました。


何が恥ずかしいんでしょう?

人は一生恋愛ができるし、
いくつになっても、支えあえる関係を持てるって
本当に素敵なことです。


日本にいて
私が一番いやだなーと思ってしまうことの一つに
「年齢を気にしすぎる傾向」
があります。


女性たちの人生に、
たくさんの選択肢ができ、
女性たちが自分の人生をより楽しめるようになった時代に
今でも、年齢を気にしてしまうなんて、
あまりにもおかしいことだと思うのです。


私たちは本当に
数字に振りまわされているなあ、と思います。

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思い起こせば
29歳の頃、最初の結婚ラッシュが起きていました。
彼女たちは「30歳前に結婚するぞ!」と決めていました。


私はといえば、30代をより楽しく生きるために
もっと自分に自信をつけたい!と思っていました。
もちろん恋愛はしたかったけれど、
結婚なんて、考えもしていませんでした。


次の結婚ラッシュは35歳。
35歳になる前に、絶対なんとかしなくちゃ!と
焦っている友だちを見ながら、
私はポーランドに行こうとしていました。

なんでしょう、この30とか35とか40とか45って。

結婚って、そんな風に年齢を決めてなんとかしなくちゃいけない
ものではなく、
本当に自分の心が準備ができて、
ピッタリの相手とできるのが最高なんだと思います。

もちろん目標を持つことはとってもいいし、
具体的に
「いつまでに、○○歳までに結婚する!」
ていうのはいい目標の立て方でもあります。


でも、それよりも大事なことは
今この年齢の自分を十分楽しむこと。

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これから先の人生を考えたら、
今が一番若いわけですから、
今、自分がしたいことを楽しみ、
今の自分を十分に愛してあげることが
自分の人生をよりよく生きることだと思うんです。
そして
その輝きが
未来のダーリンを引き寄せるんです。


もちろん、子どもを持ちたい方は
なるべく早く結婚をしたいと思うことでしょう。

その思いは大切にしつつ、
今の自分の年齢を否定せずに
ここまで素敵に生きてきた自分の人生を大切にしていてください。

なーんて、書きましたが
かくいう私も
36歳の時、
ものすごーーーーーく
年齢を気にしている時期がありました。


私の場合は、すでにシングル歴が6年を過ぎている頃で
「周りの人は、私が相当人格的に欠陥があると思っているに違いない。
心理の仕事をしているのに、情けない」
と自分を責めていました。
だから36歳シングルなんて、とてもじゃないけれど言いたくなくて
年齢をあまり公表したくありませんでした。

せっかくであった男性が20代とかだったりしたらなおさら。
30そこそこのふりをしちゃったものです。


年齢を気にしているのは
「周りからどう思われるのか」
が影響しているからなんですね。


だからこそ、
周りの考えに影響を受けすぎないという強さも必要です。


新しい本の中に
「常識から抜け出る勇気を持つ」
ことを書いていますが、
年齢に振りまわされないことも
「常識から抜け出る」ことです。


常識的に考えるから苦しいのであって、
そんなこと気にしなければ
今の自分の年齢って
実はそれほど大きな意味を持たないんですね。


36歳になって、ポーランドで暮らしていて
好きなことばっかりで来ているなんて
本当にラッキー。
私はこんな私が好きだわ!
そう思えるようになった私は、年齢を気にすることをやめることができました。

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ポーランドに留学中の学生さんたちや
ポーランドの彼と結婚するために来ていた女性とごはんに行った時のこと。
学生さんたちは21歳とかで、
結婚するために来た子は27歳で、
私だけ37歳。
27歳の子が、「みんな年齢いくつ~?若いわー!!」
とインタビューしはじめました。
彼女は私にも「いくつ?」と聞いてきたので
「37」と答えると、
学生たちはびっくりした様子でした。
そりゃそうでしょう。なかなかこの年齢の人とはお付き合いがないでしょう。

もしかしたら27歳の彼女は「あら、悪いことしちゃった」と思ったかもしれません。
36歳の時の私だったら、嫌な気持ちがしていたでしょう。

でも私は、
「あら、私って、なんてかっこいい37歳でしょう。
学生さんたちとも一緒にごはんできたり、教授さんたちともごはんできたり、
色んな年齢層と会ってるなあー。
なんて面白い人生でしょう!!」
と思えていました。

私は完全に、「常識」から外れていられたんですね。


常識から外れられると、
私たちは本当に自由になれます。
37歳という年齢に縛られずに、自由に飛んでいたんです。

こうなれるかどうかは、自分の心の持ち方次第です。


何歳になってもヒロインでいるためには
必要のない常識から離れてみることを、考えてみてくださいね。


今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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