#82 ゆとりですがなにか(2016)-さんざんディスって文部科学大臣賞www
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2002年に行われた教育改正。完全週5日制。授業内容、時間数削減。絶対評価導入。「ゆとり第一世代」と呼ばれる1987年生まれの彼らは今年、29歳。人生の岐路を迎える。高校が休みの土日は塾通い。大学3年生、就活しようとしたらリーマンショック。いきなりの就職氷河期。入社1年目の3月に東日本大震災。<みんな違ってみんな素敵>と教えられたはずが、気づけばここは<優勝劣敗の競争社会>!!果たして「ゆとり世代」は本当に「ゆとり」なのか?「ゆとり第一世代」と社会に括られるアラサー男子3人が、仕事に家族に恋に友情に、迷い、あがきながらも懸命に立ち向かう!笑いあり涙ありの人間ドラマが幕をあける。
やっぱりクドカン
脚本・宮藤官九郎と言えば、「時代への反逆」のイメージが強いですね。このドラマでは当時、揶揄されていた「ゆとり世代」に光を当てました。2024年冬ドラマの「不適切にもほどがある」では、令和の閉塞感を打破するために昭和のおやじ(阿部サダヲ)が大暴れします。「タイガー&ドラゴン」や「いだてん」では、男尊女卑やヘビースモーカーが露骨に表現されており、常になにかと戦っているイメージがありますね。
スト-リーの記憶がない(笑)
キャラ設定のクセが強すぎて、ストーリーが頭に入ってきませんでした。
脳裏に強く刻み込まれているのが次の6人です。
岡田将生 印象がまったくない主人公
松坂桃李 小学生から童貞いじりされる小学校の教諭
柳楽優弥 おっぱい大好き星人・まりぶ
吉田鋼太郎 レンタルおやじ ※2016年の時点でこの概念は早い!
仲野太賀 サイコパス並みのマイペース新入社員
吉岡里帆 松坂桃李を誘惑しまくる小悪魔教育実習生
国家も認める名作(笑)
さんざん「ゆとり」世代をディスりつつ、小学校の教室内で下ネタ、風俗、童貞ネタが飛び交うドラマであったにもかかわらず、ドラマに関する賞を総なめしたうえ、文部科学大臣賞まで受賞しています。凄いですね。「ゆとり世代」を生み出した文部科学省が認めざるを得なかったためではなく、「ゆとり世代」の良さに光を当てたことへの感謝の気持ちからの表彰だったと信じたいところです。
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