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#160 プロポーズ大作戦(2006)-奇跡的な再放送に乾杯!

TVer 紹介文(長いけど読み応えあり)

『プロポーズ大作戦』は、大好きな女性に想いを告げられぬまま彼女の結婚式に出る羽目になってしまった男が、過去をもう一度やり直すチャンスをもらったことで、他の男性に奪われてしまった彼女を取り戻すべく奮闘するラブコメディーです。山下智久が演じるのは、意地っ張りで恋に不器用な男、岩瀬健。一方長澤まさみは、体育会気質で快活で明るく、負けん気の強い女の子で、健の幼なじみの吉田礼を演じます。二人は、会えば憎まれ口を言い合ってけんかになることもしばしばだったが、その実お互いを理解し合っているとても相性の良い間柄。しかし二人とも恋愛には奥手で、どうしても照れが入ってしまい、幼なじみという関係から抜け出せず。 ふがいない自分の人生を6年前からやり直すこととなった健は、礼との関係を変えて、新郎の席に座ることができるのか?!そんなハラハラドキドキとともに、高校・大学・社会人という7年間に、健と礼に何が起こったのか、その過去が明らかになり、バカバカしくも、ほろ苦く切ない二人の恋物語がリプレイされていきます。思春期から社会人になりたての頃までに誰しも経験する恋や友情、仕事、結婚などに対する迷いや葛藤をときにせつなく、ときにユーモラスに描く『プロポーズ大作戦』は、失ってしまった恋だけでなく、情けなかった青春をやり直したいと思ったことのある、あらゆる人のための「人生の応援歌」なのです!

この画像はいかがなものかと

まずは旧所属事務所のゴタゴタに感謝

J事務所を脱退すると、間違いなく芸能界を干される。郷ひろみ田原俊彦新しい地図も、そして、山下智久も。比較的影響の少ない海外で腕を磨き、NHK「正直不動産」で好演したタイミングでのあの騒動、そして、大手メディアの掌返し。弱体化した事務所を見放すかのように、干された彼らに手を差し伸べ、久々の民放主演ドラマ「ブルーモーメント」の番宣として、ハッピーアワーで「コードブルー3シリーズ」「プロポーズ大作戦」「5→9」が一挙放映。まさに、待てば海路の日和あり。山下智久にとっても、彼のファンにとっても、ドラマ好きにとっても、歴史的転換点となった。

ずっと一緒だった5人

2006年にしては斬新な展開

いわゆるタイムリープもの。礼(長澤まさみ)と多田(藤木直人)の結婚式のスライドショーが流れるたびに、タイムリープして礼との関係をやりなおそうとするが、素直になれないまま式場に戻る健(山下智久)。この流れを繰り返しながら、スライドショーはどんどん現代に近づき、やがて健は「後悔を残さないためには今を変えるしかない」と気づく。そして礼も、とあるミラクルを機に、素直になれない自分の愚かさに気づく。最近のドラマでは定番の展開だが、当時は斬新で、さらに、絶頂期の主演ふたりが醸し出す「すれ違い」の切なさが半端なかった。

高校時代の長澤まさみの美しさがヤバい

そんな奇跡ある???

タイムリープの最中、健は礼に渡すはずの指輪を無造作に捨てる。その指輪が奇跡的に親友のエリ(榮倉奈々)の手に渡り、エリから礼に渡され、最終回ラスト10分でミラクルが起こる。健が特注し、誰にも見せずに捨てた指輪なのになぜ?と思っていたら、エリも礼も指輪の裏の刻印に気づいていた。

泣いてしまうやろ

様々な憶測を呼んだラストシーン

思い出の小学校に礼を連れ出し、想いを告げる健。しかし願いかなわず、失意の中、タクシーで式場を離れる健。エリから指輪を渡され、健への想いに気づき、式場を後に健を追う礼。しかし、礼に気づかれることなく、タクシーは無常に走り去る。そんな結末にTV局には批判の電話が殺到し、SPの製作に至ったとのこと。確かに視聴者の期待を大きく裏切る展開ではあったが、その後の健と礼に想いを馳せる余地が残されたことに自分はホッとした。

日の当たる場所に向かう礼

楽曲もサイコー

式場で蝋人形のように立ち尽くす登場人物たち。途中何度か立ち位置を変えつつ、最後は健と礼が向き合うシーンで終わる。そんな映像をバックに流れる楽曲が「明日晴れるかな」(桑田佳祐)。次週への余韻を大きく膨らませる効果があった。特にドラマの終盤は、ラストの盛り上がりで一回流れ、間髪おかずに、最後にもう一回流れる。連続で聞けば聞くほど深い余韻に包まれる。まさに名作ドラマの影に名曲あり。

蝋人形かと思ったわw







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