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#125 名前をなくした女神(2011)-ようこそ、ママ友地獄へ…

TVer 紹介文(長いよ)

が演じるのは、5歳の息子を持ち、明るくまっすぐで物おじしない性格の秋山侑子。短大卒業後にハウスメーカーに勤務し、出産後も息子を保育園に預け仕事を続けていたが、不況のあおりで突然のリストラに遭い、図らずも、専業主婦となる。子供の「お受験」に関して、これまで無縁であったが、引っ越しした先で初めて「ママ友」たちと出会うことにより、息子を「お受験」させることを決意する。その「お受験」を軸に生まれるママ友同士のあつれきや、女同士の社会で生きていくことの息苦しさと難しさから、生まれて初めて、自分の価値観が揺るがされることになる。 彼女を取り巻く4人の「ママ友」にも、それぞれ個性的なキャラクター、そして演技派の女優陣がずらりとそろう。夫から虐げられているものの、それを悟らせまいと「明るく元気で世話好きな幼稚園の役員ママ」を懸命に演じる専業主婦・安野ちひろに尾野真千子。トラック運転手と出来ちゃった結婚し、18歳で娘を出産した、オシャレに命をかけるヤンキーママ・進藤真央に倉科カナ。ベビーグッズの輸入ネットショップを立ち上げ、数人のアルバイト社員を抱える女社長・沢田利華子にりょう。そして、生まれついてのお嬢様で、ベンチャー企業の社長と結婚し、女性誌の「カリスマ主婦読者モデル」としても活躍する典型的なセレブママ・本宮レイナに木村佳乃。彼女たちが形成する「ママ友社会」、そしてそこで繰り広げられる女性同士の闘いが最大の見どころ。 小学校の「お受験」を軸に、友情、嫉妬、見栄、ウワサ、建前、うそ、裏切りが、目まぐるしく交錯する複雑な人間関係。卒業、就職、結婚、出産で終わると思っていた女の闘い。しかし、待ち受けていたのは「ママ友」、「お受験」という新たな闘いだった。ママたちの真の力は、このステージで試される。女が男より強いのは、こんな闘いがあるからに違いない。幸せを模索する全ての女性たちへおくる、女性の女性による女性のための、衝撃の社会派ドラマに乞うご期待!

毎回のタイトルがヤバい

下段のHP画像からは想像できない壮絶な地獄絵図がタイトルに凝縮。
1  ようこそ、ママ友地獄へ
2  身も凍る再会
3  今、試される嫌子の絆
4  泥棒猫に天罰を
5  もう限界!お受験ママたちの赤い涙
6  そして来た、最大の危機
7  どん底からの脱出始まる
8  幼稚園最大のスキャンダル
9  本当の敵が今隣に
10 嘘と裏切りの微笑み
11 5人の女、最後の答え

こんなに仲良くないよ~

主人公にも課題あり

ママ友からの陰湿ないじめなど、数々の逆境を乗り越える家族(上地雄輔藤本哉)の愛を描いたドラマだが、主人公の侑子()のアスペルガー的発言が第1話から止まらない。ドラマの終盤でママ友からそこを厳しく突かれる。「いじめられる方にも原因がある」わけではないが、身につまされるシーンだった。ある意味、すごい演出だった。

病みまくるママ友たち

最大のキーパーソンはちひろ(尾野真千子)。もともと内向的なうえ、昔、いじめから救ってくれた恩人・侑子()にそのことを忘れられ、モラハラ夫(高橋一生)のセクハラ疑惑に苦しめられ、ノイローゼ気味になって、侑子の息子・健太(藤本哉)を誘拐する始末。最終的に侑子や夫と和解するものの、ちひろの存在は泥仕合に大きく貢献していた。

元に戻ってホッとした

他にもヤバいママがいっぱい

そう考えると、夫の家柄に馴染めないセレブママ・レイナ(木村佳乃)の不倫願望や、トラック野郎の嫁(倉科カナ)が我が子(谷花音)のためにレイナの娘(小林星蘭)の衣装を盗むのは可愛いレベル。旦那に浮気された憂さを晴らすために最後の最後に侑子()を罠に陥れようとする利華子(りょう)はかなりヤバかった。その母親を許す子供たち(内田淳貴今井悠貴)には泣けた。

名子役あってこそのテイスト

とにかく子役のレベルが凄まじい。親の愚行を知りつつ、親のために頑張る姿、親に怒りをぶつける姿、親を許す姿、とりわけ涙を流すシーンはリアリティがありすぎた。

情報番組でも特集されるほど

エンディング

ドキドキハラハラが続いた後のエンドロールとともに流れる楽曲が「始まりのバラード」(アンジェラ・アキ)。クールダウンとともに次回への期待を膨らませる強い効果がありました。


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