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#39 俺の話は長い(2019)-いつか喫茶ポラリスを聖地巡礼してみたい
TVer 紹介文
この物語の主人公は、世間一般でいうダメ男である。31歳。大学中退後コーヒーにはまり起業したものの失敗。6年前から無職のニート。自分でも何とかしたい気持ちはある。だが彼には口げんかだけは誰にも負けない…という特殊能力があり、ヘリクツを駆使し、自分のダメさを誤魔化し続けて生きてきた。 ところが…。「マイホーム建て替えのため一時避難で転がり込んでくる姉家族」によって彼の人生が一気に動き出す…。果たして彼はこの災難を乗り越え、自立する事が出来るのか…? これは「変わるのが怖い、しんどい」がゆえにヘリクツをこきまくるダメ男の、奮闘や挫折やしょうもなさと、それに翻弄されながら絆を深めていく家族を笑いながら見守るホームドラマです。
この紹介文、いいですね♬ドラマの魅力がすべて詰まっていると思います。要約すると「姉家族による屁理屈ニートの自立支援」という感じですね。
屁理屈ニート、生田斗真
屁理屈のマシンガントーク、巧かったですね。スエットを着たままの自堕落な生活もハマっていました。「スエットはニートのユニフォーム」という名セリフも印象的でした。何よりも珈琲豆を挽く姿が様になっていました。フィクションとはいえ、はじめてニートに憧れました。
転がり込んできた姉家族
3人とも個性的でした。不登校気味の娘の対応をニートの弟に頼りっきりの姉・小池栄子。妻にも妻の連れ子にも頭の上がらない、もとバンドマンでタクシー運転手志望の夫・安田顕。継父や母親よりもニートの叔父を頼る不登校気味の娘・清原果耶。この3人と主人公・満(生田斗真)とのゆるい屁理屈トークが毎回、楽しみでした。満を軸に、3人の関係性が徐々に解れていく様子も印象的でした。
演出① オムニバス
30分×2話というサイクルで物語が展開するため、集中力を切らすことなく楽しむことができました。「毛布と体温計」や「コタツとミカン」のような「〇〇と△△」式のタイトルも味がありました。天才脚本家・金子茂樹ならでは演出だと思います。
演出② ロケ地
ドラマの舞台設定も凝っていました。岸部家に隣接する『軽食喫茶ポラリス』や満の屁理屈を軽くいなす『Bar クラッチ』も良かったですね。聖地巡礼で賑わったのも当然と言えます。ポラリスの常連客(西村まさ彦、浜谷健司、本多力)も個性的でした。ドラマの展開にはほとんどかかわっていませんでしたが(笑)
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