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自己肯定感へのStep01

自己肯定感=ありのままの自分に「いいよー!」できるか?

「ありのままでいい。弱いままでいいんだよー!」そう言う人がいる。
なるほど、その通り! 誰にも弱いところがあるのが当たり前だもの…。
が、「いや、ちょっと待てー!」とも叫びたくなる時もある。
弱さゆえの暴力性に傷ついた経験があれば、そこで開き直らないでくれと言いたくなる。自分ごとにしたって、弱いままの自分なんて嫌だー!

そもそも「強い・弱い」とはどういうことなんだろう?

メンタルが強い=何かあっても乗り越えていく精神力?
傷や痛みへの対処を知ってたり、回復しやすくて、前に進める力が強いってことになるだろうか?
傷つかないってことじゃあない!

メンタルが弱い=何かあると受け止めきれない…ストレスに対する許容力が低い状態。どうしたらいいかわからなくなったり、動けなくなったり、逆に衝動的になったり、制御不能な状態に陥りやすいから、注意が必要。
もちろん誰でもこうなる時はある。

人間だもの。「強い・弱い」で分けられない。

どんな人にも「強い時」も「弱い時」もあって当たり前。
問題は、「弱い」時は生命活動上の危険度があがってるってこと。
自分だけじゃなく周りの人にも影響してしまう可能性もある。
だからこそ「弱い」が怖くて、そんな「ありのまま」は認めたくない、受け入れたくない...。とりあえずごまかしちゃえーとなると、ややこしくなる。
そんな風に、弱さを上塗りしちゃう弱さを自分は知っているのだもの。

こういう時、冒頭の「ありのままでいい。弱いままでいいんだよー!」という言葉は有効になる。

「ありのままの自分」を好きになれない。

でも弱っている「ありのままの自分」に「いいね!」するのは難しい。
つい忘れがちなのだけれど、弱っている「ありのままの自分」は、本来の「素のままの自分」じゃあない。
心身ともにエネルギーが枯渇していて、自分を責めてしまいがちだ。
がんばってきてよかった経験も、強い時の自分も知っているから、
「何でこんなことになっちゃってるんだろー? このままじゃあ生きていけないかもー」不安が堂々巡りして、ダメな私を上塗っていく...。
「あー、こんなネガティブさが周りの人にも迷惑掛けてるー」
「自分を好きにもなれない私はだめだー!」って、ぐるぐる。
だましだまし”普通”や”日常”を装って過ごすのもツライ。

この負のサイクルから抜け出すには、焦る気持ちを棚上げして、
「今は弱っているんだから仕方ない」とあきらめて、
とにかく休む決心をしよう。

少し切なかったり、チクリと心が痛んだりするかもしれないけれど、
お休みしても世界は支障なく回っていくし、
そこからはじき出されてしまうわけではないから大丈夫。

「素のままの自分」を取り戻す。

とにかくまず「何もしない! 休むぞ」と決めて実行する。
弱って何もできないでなく、自分の意志で主体的に何もせずに休む
怪我した獣のように、ただ体を横たえて、自分の体とともに休むのだ。

何も考えず、生きている自分の呼吸や体の様子をただ感じる。
気になるところに手を当てるのもいい。
スマホもPCもテレビも、四角いモニターから離れる。
できれば窓から空や自然を感じられると、安心が増す。
ちゃんと地球は回って時間は流れて、何事も変わっていく。

味わい尽くして、なんとなく安心と元気が芽吹いたら、
今は弱ってる「素のままの自分」からはじめていこう。

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