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吉本興業と企業のガバナンス。

宮迫と亮のウソつき&反社問題から一転、吉本興業、ひいては企業の在り方についての問題に切り替わった。

レアパターンというよりは、これまで内包・蓄積されてきた問題が宮迫&亮の会見で一気に表に噴出した印象。

大元の原因、根源は大きくみると吉本のみならず、テレビ局(放送局)と事務所とヤ○ザと芸能人のズブズブな関係にあるといえる。

※吉本興業は上場後、コンプラが問題で東証の指摘(ようはヤクザとの付き合いを指摘された)で非上場になり、その株のほとんどをテレビ局が速攻で買ったことでズブズブな関係は明らか。

いわゆる仕事ができなくなるように「干す」というビヘイビアは、江戸時代~昭和初期とか、その辺の「ムラ社会(村八分制度)」に近く、令和の現代においては時代錯誤が甚だしい。

また、ヤクザの副業のようにして始まった歴史を持つ「日本の芸能界」は、そろそろ健全化の流れなのだろう。

健全化とは偉い人同士の権力要素を減らして「競争原理が自然と働く市場原理にする」ということである。

どんなに無名でも、YoutubeやtwitterなどのSNSで有名になれる時代になっている今、企業が人間を雇い、コントロールを効かせすぎる時代ではなくなっているというわけだ。

これは同時に世の中は自由で平和になっているという示唆である。

徒党を組まずとも、個人でやっていける時代。

権力、見栄、虚栄心の要素は極力薄くし、自分の素の実力が出せるようになることこそが、令和の世の「覚醒方法(成功法則)」である。

宮迫は生意気、あざとい印象、ネタもあまり面白くない印象があるが、あそこまでの地位になるには上から気に入られる必要があるので、人徳があると判断できうる。

吉本・岡本社長の「どすべり会見」は、最初に弁護士が20分くらいダラダラ喋っていた時点で「謝る気ナシ」「変わる気ナシ」を察することができた。また、年収数億円の人が「50%の減給」(1年間のみ)では誰も納得しないであろう。

ジャニーズとSMAPの泥沼解散も記憶に新しいように、芸能界とは、そもそもが資本主義のガバナンスが効く業界ではなく、ヤクザの世界であることが露見したわけである。

しかし「この分かりやすい露見」は非常に大きな意味を持つ。

ここは変わるチャンスである。

極楽とんぼが、極楽浄土へと導くだろう。




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