いい姿勢でトレーニングする
最近、運動をする方が増えています。この背景にはリモートなどの在宅勤務に業態が変わったことや、外に出たくても密などを気にして出れないなど感染予防のため運動不足になってしまった方が多くなっているからではないでしょうか?
運動と言ってもジムでマシーンを使って筋トレをする人もいれば、お金をかけたくないからと外をランニングしている人もいます。家で腕立てや腹筋などの筋トレをしている方も増えています。
人それぞれ目的は違うので、これをしなさい!ということは言いませんが、アスレティックトレーナーとして怪我や痛い部分を出さないために一つだけ伝えたいことがあります。
それは題名通り、
いい姿勢(正しい姿勢)でトレーニングすること
です。
これには2つの理由があります。
では、書いていきたいと思います。
目的の効果を最大限に発揮する
1つ目が目的の効果が出やすいことです。
それぞれの目的に応じてフォームは変わってきますが、その目的に沿ったフォームでできているかどうかです。例えばお尻を鍛えたいとしてスクワットを選択します。何となしにスクワットをしていても目的を達成する可能性は低くなります。もしスクワットで前足部荷重で行っているとそれは太ももが太くなってしまいやすく、お尻には刺激は入りにくくなります。お尻を優先的に鍛えたいのであれば、踵で蹴る意識で行うとより効果的に目的を達成することができるでしょう。
怪我を起こさない
2つ目は怪我が起きにくいということです。
怪我をしてしまっては元も子もありません。いい姿勢というのは、一つの関節への負担が少なく、目的としている筋肉全体に刺激が入っていることです。
例えば一部の関節や筋肉に負担がかかり発症する腰痛や肩こり、頭痛などがあるデスクワーカーの方の姿勢はある程度決まっています。
このように画面を覗き込んでしまうパターンです。頭は体の中でも重たいので、このように顔が前に出てしまうと後面の筋肉(肩周りや背中の筋肉)を常に使っている状態になります。この状態が仕事時間の8時間続けば。。。そら痛みは出てしまいますよね。*詳しくいうと目も関係はしてくるのですが、それは後日。
8時間×5日=40時間この姿勢になっていれば、関節や筋肉などはこの状態で固まってしまいやすくなります。
なので、もしトレーニングではこの状況からは脱却しなくてはなりません。日頃から背中を伸ばすようなストレッチはしないといけませんし、いい姿勢を保てるようにいい姿勢に関与する筋肉を鍛えなくてはなりません。もしトレーニングの姿勢が猫背になりつつあるのであれば、まずストレッチなどで可動域を出して、軽い負荷からいい姿勢で行うことが大切になります。
先日ジムでランニングマシンで走っていた方は猫背の状態で、前方にスマホで動画を流しながら走っていました。スマホ画面は小さいので自然と覗き込むようになります。さらに猫背。頭痛や肩こり腰痛を助長することになりかねないので、注意しましょう。
以上いい姿勢でトレーニングをする理由について書きました。
トレーニングをされている方、これから始めようと考えられている方はいい姿勢で行っていただければ、怪我なく、効果を最大に出せると思います。
ご参考までに。
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