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大は小を兼ねる、小が大を食うには?

オリンピックももうすぐで閉幕です。

この17日間でたくさんの感動をもらいました。



このNHKのYouTubeチャンネルで何回泣かされたことか。。。


私自身、このオリンピックの選手村フィットネスセンターで活動して、得たことがたくさんあります。

今までの活動では自分自身がトレーナーをしているチームをどうすれば勝てるのかということにフォーカスしてトレーニングプログラムを考えたり、ケアしたりなどを考えていました。

しかし選手村フィットネスセンターでは世界のアスリートが対象なので、自分自身がトレーナーとしてプログラムを作成するというよりも、選手の行なっているトレーニングのサポートがメインでした。


なので、世界の選手がどんなトレーニングをしているかを中心に学ぶことが多かったのですが、フィットネスセンターに入ってまず思ったことは選手の大きさです。


私は178cmあります。

日本では平均よりも大きい分類で、体重も今は80キロはあるので、どちらかというとがっしりしているタイプに分類されます。

自分で言うのもなんですが、当たり負けなどはしたことがありません。

その私が、見上げないといけない選手が何人いたか。。。

見上げるっていっても真上を見ないといけないレベルです。

そう、200cm以上の選手が何名もいました。

もちろん爪楊枝のような細い体ではありません。しっかりとした足に、ドンと太い体幹。肩周りは想像におまかせします。

その選手達をみて思ったのは、この選手達に日本人は真っ向から勝負しても勝てない。ということです。

もちろん階級制の競技であれば、体重という部分での体格差は無くなるので日本人でも勝てるでしょう。実際に柔道では多くの金メダルを獲得し、ボクシングでも金メダルを獲得しました。

その他にもコンタクトスポーツじゃなければ勝てる競技はあります。

卓球、ゴルフや今回人気のあったスケートボード。これらは体格差は問題ないので、勝つ要因はたくさんあります。

その一方、コンタクトスポーツじゃなくても体格差で勝てない競技もいくつかあります。

例えば陸上や競泳。200cmの選手の一歩はかなり大きいですし、ひとかきの推進力は凄まじいものです。これらのアドバンテージをいかに他の部分で克服するかが追いつくカギになるんだと思っています。


コンタクトスポーツ。ラグビーなどでは体格差がモノをいう部分が少なからずあるので、真っ向勝負では難しいと思いました。2019年のラグビーW杯では日本は体格差のある相手に我慢強く、個の力ではなく、ワンチームで戦っていたのが印象的でした。その結果、良い戦績を収めることが出来ていたと思います。

これが小が大を食うために非常に大切なことだと思いました。


普通にやれば、間違いなく日本人は大きな欧米人やアフリカ人に負けてしまいます。しかしチームスポーツであればワンチームで。個人種目ではずる賢くやることでその活路を見出せるのではないかと思っています。


これから先、この差がどうすれば埋まるのかを私自身も考えたいと思います。



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