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筋肉痛の正体

今日のウエイトトレーニングではお尻ともも裏が筋肉痛の状態での上半身のトレーニングでした。

私自身、この筋肉痛は嫌いではないです。良いか悪いかは別として、筋肉痛が起こると、回復したときに強くなった気がしますよね。今回はその筋肉痛の正体をあばいていきたいと思います。

筋肉痛とは?

筋肉痛ってトレーニングをしているときには起きませんよね。例えばスクワットをしているときに、筋肉に疲れを感じても痛いとは感じないはずです。もし痛いと感じているのであれば、それは筋肉痛ではなく、肉離れかもしれませんので、注意しましょう!

基本的に筋肉痛は時間が経ってから起きます。筋肉痛の正式名称は遅発性筋肉痛(Delayed onset muscle soreness:以下DOMS)と言われています。要するに遅れてやってくるということです。

なので翌日に出たり、2日後に出たりするのは当たり前の生理反応と言えます。

筋肉痛が出る収縮様式

実はDOMSを発症させるためにはある方法があります。

この記事に書いたので、一部抜粋します。

・筋肉痛はこの伸張性収縮が鍵になってきます。伸張性収縮では筋肉への引き伸ばされるストレスがかかり、筋細胞へのダメージが大きいため、筋肉痛が起きやすく、筋肉を強く大きくするためには必須になってきます。

ざっくり言うと、ゆっくり大きく降ろしましょうということです。

正しくエキセントリック収縮(伸張性収縮)を起こすことが出来れば、筋肉痛は間違いなく起こるでしょう。逆に言うと、試合前のアスリートは気を付ける必要があります

筋肉痛のメカニズム

実際にDOMSのメカニズムははっきりとわかっていません。

微細な筋肉の損傷だと考えられる時期もありましたが、筋肉の損傷だと、即痛みを伴うため、考えにくいと言えます。

次に解糖系という代謝の回路で糖を代謝した結果、乳酸の蓄積により体がアシドーシス(酸性)に傾くことで収縮タンパクの機能が阻害されている(*1929年:Hillら)と言われていましたが、これも後に反証がたくさん出てきています。

現在、最も有力なのはpHが小さいときにDOMSが起きにくいという報告がされています。(*2004年:Pedersen)要するに身体が酸性であれば筋肉痛は起きにくいのかもしれません。

なぜ高齢者のDOMSは遅いのか

DOMSが出ると、まず前日の行動を思い出します。

それで思いつく出来事がなければ、2日前の行動を思い出します。

そうすれば、あれでなったんだな〜と思い出すことができるはずです。

これは若者の話です。

しかしこうはいかないのが高齢者です。

歳をとると2日前を思い出しても思い当たるものがないのが現実です。

実は3日前、4日前の行動が後になりDOMSとして出てくることがあります。

その理由は一つです。高齢者は細胞の再生が若者に比べて遅いからです。

この遅いというのは、反応が遅いということでもあるので、DOMSが出るのが若者と比較し遅いと言うことです。

しかし筋肉は若返るので、継続的に刺激を与えると反応も早くなります。


以上簡単に筋肉痛について書きました。

筋肉痛好きの人はエキセントリック収縮を意識しましょう!

参考までに。

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