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無意識から学ぶこと



無意識で出来ない

意識して出来ない

意識して出来る

無意識で出来る



これは動作習得する際の手順です。

例えば下の物を取ろうとしゃがむ時に腰を曲げて中腰になると腰を痛めやすくなります。本体なら膝腰を落として、スクワットもしくはデッドリフトのような形を取れば腰には負担はかかりにくくなります。しかし実際にはこれを無意識の中で出来ていないのです。

ということでスクワットもしくはデッドリフトを指導したとします。こうすればいいのか!と納得し、理解した上で行います。しかし出来ない。頭では分かっているけど、それを体現出来ない。この状態が意識しても出来ない状況になります。

教えたことを見様見真似ですぐに出来る選手がいます。目の前の動作を身体で体現するんですね。要するに意識して出来るということ。もちろん意識しても出来ない人がずっとそんな状態かと言うとそういうわけでなくて、自分自身ではなかなか我流が入ってしまいますが、正しい指導者やトレーナーに指導してもらうことで、意識して出来るようになります。

意識して正しいスクワットやデッドリフトを反復すると身体(脳)はこの動作を覚え出します。そうすると無意識下で出来るようになってきます。

超一流の選手って変わってますよね。長嶋茂雄さんなどは「ここをこうしてパーンと打つんだよ」と指導していたのを聞いたことがあります。これって長嶋さんは無意識の中で出来ていたので、意識して伝えることが難しいんだと思っています。かといって意識して出来る部分を飛ばしているのかというとそういうわけでも無いと考えています。例えば素振りでも常人や一流の選手以上に行ってきたので、ありえないぐらい反復を繰り返していたので、身体(脳)に染み付いているのだと考えています。



先日、地域の子ども会でウォーキングラリーがありました。自治会の各名所を巡ってゲームをするというもの。いくつかのチームになっていて、そのチームの合計得点で競い合うというものです。

名所の一つである近くの公園ではボール運びリレーでした。スコップでボールを運び、次の人へパス。その合計タイムで競い合います。もちろんスコップに乗せているボールは触ってはいけません。なので片手で運ぶと言うこと。

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同じチームの子。私が目をつけたのが、反対側の手。

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パッと開いています。

これはたまたまなのか?と思って息子の写真を見てみると、、、

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パッと開いていました。

これって子どもたちにとっては無意識でバランスをとっています。運ぶ手は意識下で出来る・逆手は無意識下で出来るとオモシロイ状況になっていました。


無意識で出来ない

意識して出来ない

意識して出来る

無意識で出来る


このように無意識で行っている行動って沢山あります。ただ無意識で出来るか出来ないかは天と地の差です。よくぎっくり腰や肩こりからのひどい頭痛などを起こしている人は、無意識のうちに変な所に力が入っていたり、見様見真似でしているテレビ体操などのフォームがおかしいかもしれません。

まずは専門家に見てもらい、意識の上で出来るようになった方がいいかもしれませんね。


ご参考までに。

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