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コンセントの抜けた家電が動いたお話


今住んでいるマンションへ引っ越すまでの間は、店舗続きの古い一軒家に住んでいました。

小さな時、子供部屋へやってきた様々なものたちは、すっかり姿を現さなくなりました。
私の成長の変化で波長がちがってきたのかも知れません。

四人家族で暮らしたその家も
姉は嫁いでいなくなり
両親は郊外の家へ引っ越し
商店街も徐々に様変わりし

何だか私は古いアルバムの中にひとり残されてしまったような気分になることもありました。

それでいて、この一人の気楽さを気持ちよくも感じていました。

接客業のため、人の気配や波動みたいなものからシャットアウトされる時間や空間は
私には癒される場所でもありました。

ある朝のこと…もしかしたらお休みだったかもしれません。

ベッドの部屋からキッチンへ移動してとりあえずいつもお湯を沸かしていました。
今のように瞬時に沸くティファルなんてない時代の話です。

ガスレンジにコーヒー用のケトルを置き火にかけ、換気扇を回したのです。
昔の換気扇なので、紐のさきにストッパーがついたようなものを引っ張る仕組みで、
換気扇の羽も扇風機のように、壁をくり貫くように水平にとりつけられ、
紐を引っ張ると少し高いところにある羽がまわり出すレトロな換気扇です。

いつものと同じ動作をしたのに
何か違和感をかんじ、世界がほんの少しちがうような変な気配に、
何かな?と考えると

あ。。。換気扇の羽がゆっくりまわってる。。。

羽が回るのが見える、古くてもうダメなのかな?なんてボンヤリ思っていました。

紐をひっぱり一度止めてみてから
もう一度ひっぱって見ました。

結果は同じで、この換気扇もう寿命かな。。替えないとだめなのかも。

そんな風に思ってもう一度紐をひっぱり換気扇を止めました。

そして、流し台の前にある、いかにも昭和的な木枠に模様のはいった磨りガラスの窓を開けようとしたのですが

その時に、何気にコンセントに目が止まりました、

。。。。?

コンセントが繋がってないのです。

昔は漏電による火災なんかが起きていて、用心のために夜休む前にコンセントを抜くようにしてたのを思い出しました。

え!?💦

でも、さっき回ってたよね…

そのままもう一度紐を引っ張ると
ピクリともしません。


???
わけがわからなくなりました。

それで、コンセントを差し込み
紐を引っ張ると、換気扇の羽は全く見えないくらいの高速で回りだしました。

なんだ!まだまだ使えるじゃない、と思ったりして

でも。。でも。。。

もう一度コンセントを抜き
紐を引っ張ってみました。。が
ピクリとも動きません、


当たり前ですよね!😂
っていうか、科学での当たり前。


でも、こんな事が目の前で起きてしまう。

少しだけ考えてみました。

あー、意識かもね、と。

スプーンが曲がったとき、
単純な子供だった私はユリゲラーさんが曲げてるから
他の人も曲がるのだと普通に思ってしまって曲がりましたから、

コンセントが抜けてるのを知らずに
普通に換気扇をまわすという意識が作動して、ややゆっくりだけど回っていた。しかも二回も!

スプーンに、曲がれ!と命令した子供の時の感覚
換気扇をまわす、という意識が少し強くでてしまった結果なのだろうと感じました。

それか。。。と、変な納得をして
チラリとでも、コンセントが抜けてる様子を見てしまうと

しっかり刷り込まれたものが意識を占領してしまい、伝わらなくなる

そんな感じなのです。

その後もう一度だけ、別の家電でも同じような事が起きました。

それは、また次回に書いてみます✏️


読んで下さってありがとうございます。

きょうはすっかり雪も溶けて
少しだけ空気の冷たい1日でした。

だけど大好きな来客に楽しい時間を過ごしました。

そして、連日のケーキ🍰に、寒いけど頑張って一時間ほど歩いてきました🚶‍♀️✨

良い夜を~🌙✨

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