自分たちに都合のいい王

 結構長く生きてきて、いまだに理解できないことがある。

 イギリスの二人の王子の弟が王族から離脱したというニュースで、
 なんで辞めるんだ! そんなの認めない!
 というオーディエンスの意見があったこと。

 また、朝の情報番組でロイヤルファミリーの専門家が弟に対して、
 嫁の女が悪い!
 と結論したこと。

 王子の兄に男子が生まれたのだから、王位の敬称は弟にはないことは明白だ。

 話は変わって先の天皇が退位する話で、
 皇室の専門家は「そんなことできない!」と反対したけれど、
 結果、退位することができた。

 秋篠宮の皇族が悪者みたいにニュースで扱われるようになったのは、
 長女が嫁いでアメリカに引っ越してからくらい。
 長男が誕生したから、後の天皇の威厳に傷がつくとか言っているオーディエンス。

 現在の天皇の長女には、好意的なニュースやオーディエンスが多いけれど、
 長女と綾瀬はるかを比べたら、後者を私は選ぶだろう……。

 たぶん、長女が旧宮家の男子と結ばれて男子を誕生させるだろう。
 その場合、長女が女性天皇として次に即位し、それから男子が皇太子になると思う。

 何が言いたいのかといえば、
 イギリスの場合、女王や国王になれるのは世襲で、たった一人というこのシステムは、
 ソ連や北朝鮮を見ていれば必ず破綻するシステムで、イギリスは例外だろうという意見に対しては、
 弟が王位を継承できない可能性が高まった時点と、同じようなものだと思う。

 弟が、どこかの小国を治めることができるならば問題ないが、今の時代そんな小国はどこにもない。

 この十年間、
 私もいろいろと注目されてきたけれど、
 在日米軍やマスコミにイジメられた思い出を思い出すと、
「自分たちに都合のいい王」が欲しいだけだと心底思った。

 出版社にもアニメ会社にもイジメられてきたけれど、
 私の人生はあなたたちのオモチャではない!

 心底、私はイスラエルのメシアには絶対になりたくないと本気で思った。
 ヨハネの黙示録では、メシアは殺される予定だという。


 ジャンヌ・ダルクと同じだと思った。

 というわけで、私は無関係です。


この記事は、ノベルアップ+に書いた自分のエッセイです。


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