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3Dプリンター #002 苦悩の3Dプリント

ディアゴスディーニの3Dプリンター組み立て完了後に待つのは
プリントがまともに出来ない日々でした

結論を言うと、組み立て精度とテーブル構造の基本構造問題でした

この問題を語る前にプリント方法の説明をします。
この3Dプリンターは積層式なので0.2〜0.4mmの厚さをプリントしながら積み上げていく方式です。
何をプリントするかと言うと、フィラメントと呼ばれる原材料があり(下記写真)
このフィラメントを200℃前後に温めるとヌルヌルと溶け出すので
生クリームのように絞り出して、台にプリントして行きます。

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ディアゴスディーニの3Dプリンターは、アクリルフレームを基本骨格にしている為、組み上がった時の精度が悪いとプリントに影響が出てきます。
プリントが0.2〜0.4mmという事は、単純に組み上げ精度は0.2mm以下で組み立てないとプリントがNGになる。

失敗写真が見当たないので、イメージを伝えると湯を入れる前のカップラーメンをイメージしてもらうと分かりやすい。
プリント中、目視していれば途中で止められるがプリントには時間がかかるのでスタート後、放置する事が多い。故に気付くと麺の完成になる。

筐体の組み立て修正は然程苦戦し無かったが、テーブルの基本精度、構造が悪い為
かなり苦戦した。
当時3Dプリンターとは何?レベルだったので余計に苦悩した。
今の私なら精度の悪さにイライラするかもだが、問題なく調整できる。

後に知るが本体は55号?で完了するが、その後、続編が発売されアップデートパーツ版もリリースされていた。
欲しいと思った時には、すでに廃番で手に入れる事はできなかった。
私が苦悩した事が改善されているアップデートパーツが多数あったなぁ〜

今、思えば苦労が多かった分、メンテナンス後の再調整も素早く出来るようになったし、ここでの精度の拘りが、のちの造形物精度に大きく影響を与える事になったと思っている。
組み立て式3Dプリンターの最初の壁だと私は考える。

3Dプリントを素早く堪能したい方は、完成品をおすすめします
レーザカッター等も同様です



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