無保険でアメリカの病院行ってみた

2021年12月31日、大晦日。
車を持たない生活ゆえ、職場まで毎日片道40分の自転車通勤をしています。

住んでいる地域は海が目の前なのでほぼ坂はないんですが、一つ大きな橋を渡らないといけません。
上り下り坂といえばこの橋を渡る時くらいです。

絶景は毎日走ってると何も感じなくなる

その橋に自転車道はあるものの、途中からガードレールはなくなり真横を車が60キロくらいのスピードでビュンビュン飛ばしていきます。

いつものように慣れたスピードで橋の下り坂を進んでいると一瞬だけ見えた排水溝の溝に後輪が見事にはまり大クラッシュしました。

クラッシュ後は痛いというか何が起きたのかさっぱりわからず、車に轢かれないように急いで自転車を起こしにいきました。
自転車は完全大破。職場までも歩けば1時間の距離。
とそこへ、そのクラッシュを見た優しい兄ちゃんが車を路肩に停めて職場まで自転車も一緒に乗っけて連れて行ってくれました。
Thank you John!! この場を借りてお礼を言うわ!

時間が経つにつれて顔面がヒリヒリして来たと思ったら思いっきり擦りむいていました。
そして左足付け根が痛い。
大晦日だけにお店も混んでで仕込みもたくさんあったけど、皆んなの勧めにより病院へ。

白黒にしてますが色は焼く前のステーキと同じ感じです

なんだかんだアメリカ生活8年目で初めての病院です。
アメリカの病院のイメージは高額すぎるイメージだったのでずっと避けていました。幸い大きい病気にもならなかったんですが。

立派な建物!中も綺麗でした。

さすがに感染症にかかったりしてお店に迷惑かけたくないので無保険でしたが病院で診てもらいました。
ちなみに働き始めたばかりの会社の保険が適用されるまで、もう1ヶ月必要だったのです。それゆえ無保険。

近所のUrgent careへ行き2時間ほど待たされ診断。
レントゲンとるか?と言われたけど支払いが怖過ぎて拒否!
別に骨が痛いとかはなく、歩く事はできてたので。

感染症の注射と傷の手当てだけしてもらい終了。
お会計は後日郵送するとのことなので帰宅。
個人的にはこういうお会計はその日に済ませたいタイプなので手紙が来るまで気が気じゃなかったです。

それから大事をとって仕事は3日間休み。
その頃から寝たら起き上がれないくらいの右脇腹痛。
とりあえず ”肋骨 ヒビ” で検索するも安静か病院に行けとしか答えは出ず。

事故から1週間後の仕事中、痛みのあまり顔面蒼白だった僕にサーバーの女の子が

『病院行った方がいい!無保険の人なんてほとんど踏み倒してるから!
7年経てばそういうヒストリーは無くなるから大丈夫!私なんていつも踏み倒してるわ!』

という励ましをされ病院行くことを決意。(もちろんちゃんと払いますが)

2度目の病院はレントゲン2ヶ所撮ってもらいました。結果は



異常なし!!

痛み止めをもらい帰宅。この痛みはなんなんだ。

それから約3週間後、待ちに待った?請求書が届きました。
恐る恐る開けると、、

$260!!安い!

と思った3日後、他の請求書が。

$445!!なんだこれは!


よく見たら1枚目の$260は別の病院からで診てくれた医者の斡旋代らしい。これはヒドい。そんな話は聞いてない。

またしばらく待つと2回目の請求書もきました。

斡旋代$407
診察代+レントゲン$1249

全部合わせて$2361

泣泣泣泣泣泣泣!!

ただよく見ると病院から来た診察代、保険入ってないのに保険適用されてる
1回目 $738 → $445
2回目 $1925 →$1249

さらに謎なのはネットから払えるとのことなのでネットの支払いを見ると
1回目 $199
2回目 $599

めちゃくちゃ安くなっている!!

値段も請求書の仕方もめちゃくちゃ。
盲腸で何百万円だか、尿路結石手術で何千万円という医療費のメチャクチャさがわかりました。

合計で約$1500ネットで払っておしまい。

今回あんな大惨事だったにも関わらず
骨に異常なかったこと
職場にすぐに復帰できたこと
そして何よりヘルメットを被っていた事により頭が無傷だった事は大きい!

みなさんも田舎者の学生みたいとか言わず、ヘルメットすごく大事ですよ!

ヘルメット被ってなかったと思うとゾッとする



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