見出し画像

271DAY -2023奥多摩見聞録 其の1-

 「奥多摩見聞録」とは古民家夏合宿の記録をする試みである。記憶は共有できないが、記述はできる。その当たり前を実行するのが「奥多摩見聞録」だ。

 ここでは2023年度の1回目と言うことで、見聞録におけるプロローグのようなものを書く。

 例え三日間だけだとしても、行くことを躊躇わない。そのくらいの面持ちが奥多摩古民家では必要だ。八日間に渡って行われる2023年度奥多摩古民家夏合宿。自分から言わせてもらえれば、八日間というのは短い。三日間など論外とすら思える。

 当然日数は運営する側の都合を考慮しなければならないのは当然だが、そういう都合を無くしてみた時、やはり八日間というのは直ぐに過ぎ去ってしまう。ましてや自分は運悪く都合がつかず三日間のみの参加となってしまったため、その事実をより痛感している。(その代わり追加合宿に参加できるのは幸運と言える)

 自然に囲まれた最高の環境は、普段の都会や住宅街の喧騒とは一線を画す。だからこそここで、自分がやるべきことをできるだけやることが夏合宿では求められる。

 集中するほど時間の経過は短く感じるものである。夏合宿ではそれが特に顕著である、と、自分は今までの経験で自信を持って言うことができる。

 故に、八日間は短い。その短い中で、如何に濃密で充実した時間を過ごせるか。それには、一日一日を惜しまずに向かって取り組む姿勢がなくてはならない。

 だからこそ、例え三日間であろうと躊躇しない。それほどの情熱があれば、夏合宿は自ずと最高の一時に昇華するはずだ。

 プロローグが終わり、夏が始まる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?