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275DAY -2023奥多摩見聞録 其の5-

 先ほど昼食を食べ終わり、殆どの人が川へと行ってしまった。今日は晴天のためとても暑い。それ故に参加者はどうしても川に行きたいという面持ちであった。

勉強の後の川はさぞかし気持ちいいに違いない

 その点自分はというと、川にいった後の疲れを恐れて行っていない。自分にとっては川に行くよりも奥多摩で作業できる時間の方が貴重に感じるからだ。

 しかし中学生以下の体力は凄まじいので、川で遊んで後でも構わず作業を遂行できる。本当恐ろしい集団である。彼らは迷いも悩みも一切ないようにすら感じる。

 とはいえ、そのエネルギーを制御するのが先生方であり、環境づくりも先生方がしてくれている。本当に感謝が絶えない。

料理を毎日作る。十人以上分の量を、八日間毎日である。
古民家の管理もしてくれている。これがなければ古民家の周りは雑草ばかりの雑宅と化すだろう。
洗濯も先生がしてくれる。

 人生は突き進む自分がいて、自分が舵をとる。ただし船は1人で動かすことはできない。自分が認知されるには他人がいなくてはならない。他人がいるからこそ自分の存在価値が発揮できるのだから。

 みうらじゅんは「自分は他者にある」と言った。全くその通りだと思う。

 自分も今まで「役立った!」と本当に心の底から思った学習法を得たのは奥多摩夏合宿だった。共同生活の中で切磋琢磨できるからこそ、自分への最適解が削り出てくるのではないだろうか。

 それはそうと、畳に寝っ転がり、吹き込む風を感じながら書くブログは格別すぎていけない。下界に帰った時、これを超える文章が書けないんじゃないかと不安になるからだ。

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