受験生を持つ家族関係の闇ーカウンセリングのお薦め

 学習政策研究所では、目の前の生徒様にとって、いかにすれば学力が向上するか、その為のカリキュラムを作成するに際し、現状で何が学習阻害要因なのか、把握することから始める、というのは既に何回か述べております。

 しかし、必ずしも当研究所の生徒様ではなく、過去の私の経験を振り返ると、2つの型があります。かつての「受験」を控えた子どものいるご家庭では、腫れ物に触るように扱っていて、その生徒様のご機嫌を取る。もう1つは、逆に親御さんの「勉強しなさい!」が、判っているのに言われる、と母親に暴力を振るうことにより、言葉によるコミュニケーションが極端に少ない場合です。いずれも、受験生を抱えた家族には深い闇が見えます。

 コロナ禍がもたらした外出自粛により、接触時間が長い分だけ夫婦関係に隙間風が入って気づかなかった相手の欠点が許せず、という現象はお聞きになったことがあるかと思いますが、これは親子関係にも当てはまってしまっている、ということです。

 どんな人間関係でも「つかず離れず」がトラブルを避けるのに有効ですが
これが家族のメンバーだとそうはいきません。私を介さないと会話が成り立たないご家庭のカウンセリングが非常に多くなってきています。そんな時は、無理に「温かい家庭」を演じるより、子どもの人格も尊重して、私どもを上手に使って下さい。スランプの受験生は、学齢を問わず、判っているのです、自分がもっと勉強しないとならないこと、は。

 親に言われるとかえってヤル気を無くす場合も、私どもなら、その生徒の環境を良く把握した上で、まず何をなすべきか、何を言えば心に響くか、よく認識しているつもりです。その結果、学力が向上し、そのことで自信がつき、ご家庭でもそれが嬉しく「褒めてあげて下さい」と私が言うことにより、ギクシャクした関係が「雨降って地固まる」になるケースが殆どです。

 必ずしも、ご入会なさる必要はありません。何だか壁にぶつかった、と感じた際には、一度、当研究所のカウンセリングを受けてみませんか?

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