柔らかいパソコン
どーも、うぇる博士です。
Science Portalさんで「導電性高分子、半導体と金属の境で熱電変換性能が最大に フレキシブルなIoT電源に道」(記事:2020年2月18日)というものがありました。
フレキシブルな電源ってことなんですけど、これ、曲げられるってことなんですよね。パソコン見てください、触ってください、曲げられそうですか?曲がらないですよね、かたくて。これ、無機化合物でできているからなんですよね、金属なんで固い。鉄棒を曲げられないのと一緒です。でも、曲げたいんですよ。インテリアに合わせて自在に形を変えたり、持ち運びが楽になるように小さく丸めたりしたいんです。
そこで、部品に金属じゃなくて有機化合物を使う手法があります。これが「フレキシブルな材料」と呼ばれています。
大まかには有機半導体って呼ばれていますが、有機EL(エレクトロルミネッセンス)、有機薄膜太陽電池、有機トランジスタなど色々細分化されています。記事中の詳細な分子構造はわかりませんが、下図のように色々な有機化合物がデバイスとして使われています(図は安達千波矢編「有機半導体デバイス物性」より引用)。
色んな骨格があって面白いし、自分でも作ってみたくなるね!
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