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【やってはいけない練習 5選】②爆音での練習がダメな理由

どーも!
ドラム講師の たっつん です!
プロドラマー × 作編曲家 × ドラム講師として

あなたの潜在能力を引き出すレッスンで
\ 家族も惚れる /
歌心のあるドラマーをプロデュースします!

ドラムの上達に欠かせない「思考」「あり方」「練習方法」等を
様々な悩みを抱えるアマチュアドラマーに向けて
YouTubeTwitterで発信してしてます。

生徒から
・効率的な練習方法を知りたい
・練習へのモチベーションが続かない
・初心者から脱却できない
と言う悩みを多く聞きます。

今回はそんな悩みの答えになる

やってはいけない練習5選 その②

爆音での練習 がダメな理由

をご説明します。

爆音での練習とは

・自分のドラムの音が聞こえないほどの爆音バンド
・爆音で音源を流しながらの自己練習
・反響が極端に強いスタジオでの練習

例をあげるとこんな感じです。

難聴聴覚障害によって音楽活動が続けられなくなってしまった…」
そういう人を何人も知っています。

これを読んでいるあなたには絶対にそうなってほしくない!

身体は資本であり、健康は資産です。
言うまでもなく、ミュージシャンにとって耳は大切ですよね!

耳は一度壊してしまうと、完治が難しいそうです…。
以下の例に当てはまるような練習をしている方は
すぐにその練習の仕方を改善ましょう!

・自分のドラムの音が聞こえないほどの爆音バンド

爆音バンド


ドラムって…相当うるさくないですか?
(ドラム講師の発言とは思えないwww)

そもそもドラムって楽器は普通に叩いてもかなり音量の大きな楽器です。
1時間でも全力でドラムを叩いてたら、相当は耳疲れます。

それに加えて、バンドに至ってはそのドラムの音量に対抗するために、
各楽器やヴォーカルがアンプやマイクで音量を出してきますよね?

シンプルな4人編成のバンドだとして

・ヴォーカル
・ギター
・ベース
・ドラム


ドラムの音量をレベル1としても
バンドの音量はレベル4です。
(帯域の違い&マスキングもあるので、あくまで単純計算)

そう、そもそもドラム単体だけで十分大きな音の出る楽器なのに
さらにそのドラムの音に負けじとアンプやマイクの音量を上げる。
普通に考えて相当な負担が耳にあると思いませんか?


自分は高校生の時にメロコアのコピーバンドをやっていて、

爆音こそ正義!爆音こそ青春!爆音を浴びろ!

みたいな精神だったので
メンバーで誰が一番大きい音を出せるか?
っていう暗黙のルールがありました。

今考えるとその時点で一発アウト!!笑

そしてある時
「あれ?自分のドラムの音聴こえない…特にバスドラが…」
と言うことに気づきまして…

そこで自分が考えたのは
「そうだ!バスドラにマイク噛ましてスピーカーから出せばいいんだ!」

はい!この思考は完全にアウト!!笑

あ、ちなみにこの時練習していたスタジオ…9畳ですよ?笑

スタジオ終わりはずっと耳鳴りがしてたなぁwww

いやいや、これ笑い事じゃありません。

大切なのは、
会場や場所(スタジオ)にフィットする音量で演奏することです

聴こえない音がある場合は
→その音の音量を上げるのではなく、他の音の音量をを下げるようにする。

そもそも、ドラムの音が聞こえないバンド音量というのは異常です。笑

少なくとも9畳~20畳くらいのスタジオで
自分のドラムの音が聞こえなくなるようなバンド音量は
爆音と言っていいでしょう!

・爆音で音源を流しながらの自己練習

バンド🥁

ドラムを個人練習するときに 練習曲 や バンドの曲 を
スピーカーから流して練習することありますよね。


音源を「このぐらいかな?」と結構大きな音量で流す
↓↓↓
音源に合わせてドラムを叩く
↓↓↓
「全然聴こえないやんけ!」
↓↓↓
音源の音量を大きくする
↓↓↓
音源に合わせてドラムを叩く
↓↓↓
「あれ?まだ小さいか?!」
↓↓↓
音源の音量をさらに大きくする
↓↓↓
はい、爆音の出来上がり!!

徐々に大きくしているから慣れているだけで、
そんな状態で何時間も練習してたら
相当な負担が耳にかかることは容易に想像できますね。

・反響が極端に強いスタジオでの練習

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これはちょっと特殊な例かもしれませんが…

実際にこれで難聴になってしまい音楽の仕事を
1年以上休まざるを得なくなってしまったドラマー仲間がいます。

そのドラマー仲間は、家に2畳ほどの簡易スタジオを自作。
遮音を施して、生ドラムも叩けるほどになったそうです。

ただ一つ問題が…吸音材を貼らなかったそうなんです。

結果的にドラムを叩いた音が部屋の中で反響してしまい
耳に大きな負担をかけたことで難聴になってしまったそうです。

簡単に遮音と吸音の違いは

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簡単に説明すると…
遮音は → 音を反射させて透過させないようにすること
吸音は → 音を吸収して反射を抑えること

なので、吸音加工や吸音材を貼っていない場所でドラムを叩くと
高い確率で耳に負担をかけてしまうということ!!

地方の一軒家でドラム叩き放題!と言った環境の方も(うらやましい…)
反響が強いかな?と少しでも思ったら吸音材を部屋に貼りましょう!

たまに後ろがガラス張りや鏡張りの場所で叩くことがありますが…
めちゃくちゃ演奏しづらいです…
そして、特に高音が反射して耳に負担がかかります。

ライブハウスやスタジオと言った防音を施した場所でも
特定の帯域が反射することもあるので注意しましょう

・改善方法

とにかく耳に入る音量を抑える必要があります。

自分のバンドが「爆音かも?」と少しでも思うなら
メンバーに頼んで音量を下げてもらいましょう!
もし、それでもうるさいなぁと感じる場合は
イヤーマフや耳栓などがおススメです。

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↑↑スティックメーカーのVicFirthからもイヤーマフ出てます↑↑

シンプルにイヤホン(カナル型)をするだけでも
耳に入る音量を抑えられるのでお試しください!

そして、極端な反響のある場所の練習では
上記のような耳を守るための方法が手っ取り早いです。

自宅等の環境であれば、吸音材を貼るなどして対策しましょう!
ちなみに自分はこの吸音材を使っています!
(安くておススメ)

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・まとめ

先ほども言いましたが、身体は資本であり、健康は資産です。
言うまでもなく、ミュージシャンにとって耳は大切です!

耳は一度壊してしまうと、完治がなかなか難しいので
上記の例に当てはまるような練習をしている方は
今すぐ改善するべきです!

壊してしまってからでは遅いです!
「音が聴こえることが当たり前」ではなくなってしまいますよ!

あなたは爆音での練習していませんか?

この機会に、自分の練習を見直してみましょう!


それでは、理想の未来に向かって頑張っていきましょう!


動画版【やってはいけない練習5選】の動画はこちら↓↓↓

やってはいけない練習 5選 その①
無理な負荷が掛かる練習をしてはいけない理由

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